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(回答先: <中川昭一氏へ>わが国糖尿病学への多大なる貢献に謝す(ワーストブログインジャパン) 投稿者 gataro 日時 2006 年 10 月 22 日 22:23:41)
□[中川氏発言] 患者への配慮どこへ [沖縄タイムス・社説]
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20061022.html
社説(2006年10月22日朝刊)
[中川氏発言]
患者への配慮どこへ
まるで糖尿病が悪いことをする代名詞のように使われ、無神経な発言だ。
多くの糖尿病患者やその家族に不愉快な思いをさせていることだろう。速やかに発言を撤回すべきである。
自民党の中川昭一政調会長が北朝鮮による日本への核攻撃の可能性に関し「あの国の指導者はごちそうを食べ過ぎて糖尿病ですから考えてしまうかもしれない」と述べたことだ。
核実験をした北朝鮮が「なおも実験を続ける」と言っているこの時期に、
もうひと波乱起こしそうな「脱線的」発言である。
そればかりか、糖尿病患者が聞いたらどう思うかという配慮がまったくない。「病気に対する偏見に満ち、差別的な発想」(民主党幹部)と、野党の批判を浴びるのは当然と言える。
現在、糖尿病の治療中か治療が必要な成人は全国で六百九十万人で、予備軍を含めると千三百七十万人と推計されている(厚生労働省)。
近年は子どもにも増加し、日本糖尿病協会は「昔のように『ぜいたく病』『金持ち病』と言うのは事実と違う」と指摘している。
糖尿病に悩む全国の患者は、中川氏の発言をどう受け止めただろうか。
糖尿病に限ったことではない。例えば私たちは「がん」という病気を「社会のがん」などと揶揄的に使ってきた。
がん患者やその家族にとっては「患者の本当の苦しみが分かっているのか」というのが本音であろう。
言葉の使い方や表現は、マスコミをはじめ、より慎重でなくてはならない。あらゆる当事者の立場にたった配慮が必要だ。
本紙でも昨年、米軍普天間飛行場の移設問題で「基地の県内移設は、がんが転移するようなもの」と表現し、読者の叱責を受けた。忸怩たる思いとともに教訓となった。
今回の糖尿病への言及について、中川氏は「(北朝鮮)国民が貧困にあえいでいる一方で、ぜいたくざんまいをしている指導者がいるというのが本旨だ」と釈明している。
しかし、糖尿病患者への配慮、認識の甘さのそしりは免れまい。
中川氏はまた、日本の核保有に関し非核三原則は守ると言いつつも「万一(の事態が)起こったときにどうなるか考えるのは政治家として当然のことだ」とも述べている。
日本も核兵器を持つべきかどうか議論を始めよう、というのか。
麻生太郎外相も国会で同様の答弁をしているが、いずれも憲法改定の地ならしのように聞こえる。
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