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(回答先: 首相補佐官に与党内から苦言 片山氏「二重行政」だ―「朝日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 10 月 04 日 13:02:52)
安倍レンジャー 発進
首相守れるか 補佐官5人組
安倍内閣が誕生して3日で1週間たった。「安倍官邸」は、矢継ぎ早に情報を発信し「官邸主導」を演出している。そのエンジン役になっているのは5人の首相補佐官たち。テレビで活躍するヒーロー戦隊にちなんで「安倍レンジャー」というありがたいのか、そうでないのか分からない呼び名もつけられながら、競うようにスタートダッシュをみせている。 (首相官邸取材班)
■警戒強める霞が関
小池百合子補佐官(国家安全保障問題担当)は三日、ワシントンに飛び立った。ホワイトハウスでハドリー大統領補佐官(同)と会談するためだ。
米大統領の国家安全保障担当補佐官は、ニクソン政権で中国を電撃訪問したキッシンジャー氏ら、そうそうたる人物が歴任し実績を挙げてきた。小池補佐官の訪米には、米政権の中枢を占めるハドリー補佐官のカウンターパートであることをアピールして、補佐官の地位を高める狙いもありそうだ。当面の仕事は、米国家安全保障会議(NSC)を模した日本版NSCの設立となる。
経済財政担当の根本匠補佐官は、安倍首相と当選同期で盟友だ。五人の中で唯一の首相補佐官経験者。小泉政権下の二〇〇二年十月から約一年間副大臣と補佐官を兼務した。再登板の今回は、将来の消費税率引き上げ幅を左右する「経済成長戦略」を策定する。
拉致問題担当の中山恭子補佐官は、内閣官房参与として同問題解決に尽力してきた実績と知名度が抜群。首相、拉致担当の塩崎恭久官房長官とともに「三人四脚」で仕事に取り組む。
教育再生担当の山谷えり子補佐官は、靖国神社参拝、皇室典範改正、拉致、歴史教科書などに対する考えや、歴史認識が首相とぴたりと一致。近く立ち上がる首相直属の「教育再生会議」の実務を取り仕切る。立場上ものが言いにくくなった首相の代弁者として、議論をリードしていくことになるだろう。
広報担当の世耕弘成補佐官は、早速、外務省の担当だった首相と他国首脳の電話会談内容の記者説明を行うなど、首相官邸の発信力を強化した。ただ、一日二回応じてきた内閣記者会による首相の取材を一回に減らそうとするなど、首相が掲げる「オープン」と逆行する対応も見られる。
補佐官は毎週月、木曜日に塩崎長官らと「補佐官会議」を開く。月曜には首相も加わるが、原則として秘書官ら官僚は入らない。補佐官らは、この会議を、政権の最重要課題を決める場にしようとしている。
ただ、「外された」形の霞が関側の警戒感は強い。三日の参院代表質問では、片山虎之助参院自民党幹事長がそうした官僚の思いを背に「(補佐官の活用は)二重行政にならないか」と指摘した。首相は「補佐官の意見具申は首相を通して実現する」と反論したが、補佐官の熱意が表に出過ぎると、政府内の足並みが乱れることにもなる。
「安倍レンジャー」の“発進”には、新鮮さと危うさの両面がのぞいたようだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20061004/mng_____sei_____000.shtml
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