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http://www.asahi.com/politics/update/1112/002.html
2006年11月12日20時17分
県発注工事を巡る談合事件で知事が辞職したことに伴う、福島県の出直し知事選は12日に投開票され、前参院議員の佐藤雄平氏(58)=民主、社民推薦=が、県労連議長の小川英雄氏(57)=共産推薦=、温水器製造販売会社社長の高橋喜重氏(58)、弁護士の森雅子氏(42)=自民、公明推薦=、元県議の川田昌成氏(63)を抑え、初当選を確実にした。談合事件が前知事の汚職事件に発展し、県内に動揺が広がる中、佐藤氏は、支持組織に加えて、長年培った人脈をフル活用し、手堅く票を固めた。10月の衆院2補選で連敗した民主党にとっては、来夏の参院選に向け、巻き返しにつながる勝利となった。
選挙戦は、県発注工事を巡る談合事件で引責辞職した佐藤栄佐久前知事が告示直前、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された中で始まった。これまで知事選の実動部隊になってきた県議や地元建設業界の動きが鈍る中、従来と異なる戦いが展開された。
佐藤氏はもともと、民主党の渡部恒三最高顧問の秘書。今回、渡部氏からの強い要請もあり、参院議員を辞めて立候補した。出身地の会津地方を中心に、商工会や建設業界、農協などとのつながりも深い。
陣営では、民主、社民両党の支持層、連合福島の組織票を固め、さらに一党一派に偏らない「県民党」を掲げ、自民支持層も切り崩した。そのために、佐藤氏が秘書時代から培ってきた幅広い人脈をフル活用した。
終盤に「接戦」の報道が伝えられると、無党派層の取り込みにも力を入れ、勝利をつかんだ。
一方、自民党からの要請を受けて立候補した森氏は、同県いわき市の出身ながら、長く地元を離れており、知名度はひとんどゼロだった。女性の視点から少子化対策に言及するなどのイメージ戦略を展開し、「しがらみのなさ」を逆手に「クリーンな県政の実現」を訴え、無党派層の支持を広げた。だが、知名度の低さが最後まで響いた。
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