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□テレクラ放火殺人 元経営者が無罪主張 初公判 [神戸新聞]
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000197726.shtml
テレクラ放火殺人 元経営者が無罪主張 初公判
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2006/12/21
神戸市中央区のテレホンクラブ「リンリンハウス」に火炎瓶が投げ込まれ、男性客四人が死亡した放火殺人事件で、犯行を依頼したとして、殺人と現住建造物等放火などの罪で起訴された神戸市中央区の被告(66)の初公判が二十一日、神戸地裁(岡田信裁判長)であった。同区で別のテレホンクラブを経営していた同被告は、罪状認否で「犯行を依頼し、金を渡した事実はない。共謀もしておらず、なぜ逮捕されたのか」と無罪を主張した。
起訴状などによると、同被告は広島市中区、会社役員(46)=同罪で起訴済み=らに犯行を依頼するなど共謀。リンリンハウスの営業を妨害するため、二〇〇〇年三月二日午前五時ごろ、系列店二店に火炎瓶を投げ込み、客など八人を死傷させた、とされる。
検察側は冒頭陳述で、「同被告はリンリンハウスの進出で、自分の店の売り上げが減ったことに腹を立て、会社役員に営業妨害を依頼。電話交換機を壊す方法などを提案した」と指摘。「火炎瓶を投げ込めば、店内の客らが死傷する事態を認識していた」とした。
一方で弁護側は「同被告の店の売り上げが落ちた事実はない。脱税で大阪国税局の調査を受けた被告が、金をかけて営業妨害を依頼するとは考えられない」と主張。さらに「この事件は、会社役員らが同被告の多額の資産を狙って仕組んだこと」とした。
午前十時、静まり返った法廷の入り口で、同被告はゆっくりと一度、頭を下げた。髪を後ろで束ね、疲れ切った表情。裁判長から認否を求められると、「私は無関係で無実です」と述べ、涙ぐむ様子も見せた。
神戸・テレクラ放火殺人 2000年3月2日朝、神戸市中央区、テレホンクラブ「リンリンハウス元町店」と系列の計2店に火炎瓶が投げ込まれ、元町店にいた男性客4人が死亡、両店の店員ら4人が重軽傷を負った。兵庫県警生田署捜査本部は今年2月、主犯格の元テレクラ経営者らを殺人容疑などで逮捕。連絡役の無職の被告は一審で傷害致死ほう助などの罪で懲役9年の実刑判決を受け、控訴している。実行犯3人のうち2人は無期懲役刑が確定。残りの元暴力団員が指名手配されている。