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http://japanese.china.org.cn/txt/2007-01/05/content_7610554.htm
資本市場の法整備が株式市場の歴史的転換を促す
中国証券監督管理委員会(証監会と略)によると、改正『中華人民共和国会社法』、改正『中華人民共和国証券法』の2006年1月1日の実施以来、中国の資本市場の法整備には目立った進展が見られ、中国株式市場の歴史的な転換を促すことになった。
近く完了する上場企業非流通株解消改革において、上述の法律で求められている株主権利平等の原則が貫かれ、非流通株解消がもたらす一連の問題の解決、資本市場の機能の発揮に影響を及ぼす体制面、構造面の障害が取り除かれ、株主の共通利益保護の基盤となっている。この改革は、資本市場の価格決定機能をより完備させ、関連改革を促し、資本市場の革新のための条件を整え、中国資本市場の基礎をさらに強固なものにし、運営メカニズムをさらに充実したものにするうえで、大きな役割を果たすと見られている。
証監会は2006年に、上述の法律と関連する数十件の行政法規を制定・改正し、資本市場の法律・規則体系に対して全面的な整理・再構築を行った。これら法律・規則体系は、資本市場の発行、取引、決済などの各方面と各分野に及ぶものである。そのほか、中国は資本市場の法執行体制をより完備させ、市場への管監督管理能力を高め、証券分野の法執行を徹底させ、資本市場のいくつかの法規違反行為を厳しく処罰した。
中国は資本市場の改革と革新において、大きな成果を収めている。推薦人制度、インクアイアリー制度、審査制度などの制度改革を内容とする市場化発行、価格決定システムが初歩的に形成され、M&A(買収合併)の方式も絶えず革新されている。融資、株券融資などの取引、株価指数先物取引も近く解禁され、資本市場、通貨市場と保険市場が融合したものになりつつある。
現在、中国の資本市場の構造には積極的な変化が生じている。中小企業株が着実に発展し、譲渡業務代行システムが徐々に充実したものとなり、中関村科学技術パーク内の非上場企業の株式譲渡に関するテストも適時にスタートし、多様化した市場システム構築にも初めて効果が現れている。中国銀行、中国工商銀行などいくつかの超大手会社の上場の成功、第3者割り当て発行、M&Aが数多くの会社の上場を促し、市場の集中度が急速に向上し、ブルーチップ株の市場安定における役割がはっきりと現れ始めている。基金、証券会社、保険会社、社会保障機構、QFII(適格海外投資家)などの機関投資家保有株はすでに株式市場時価総額の約41%に達し、2005年に比べて10ポイント高くなり、投資家構造は極めて大きいな変化を遂げている。さまざまな基金、株式買取請求権、固定収益類商品が相次いで打ち出され、一般投資家により多くの選択肢を提供し、市場の金融商品構造も合理化されつつある。
2006年5月の新株発行解禁以来、中国銀行、中国工商銀行、中国国際航空会社、大同―秦皇島鉄道などいくつかのウルトラ級ブルーチップ類会社が上場を果たし、株式市場における資金調達額は2100億元に達し、過去最高となっている。資本市場の資源配置を最適化させる機能がいっそう発揮され、国民経済の発展、産業構造の調整および自主的革新能力の向上を大いに促し、資本市場とマクロ経済の関連度も大きく上昇している。
「チャイナネット」2007年1月5日