★阿修羅♪ > 国家破産48 > 470.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: NPOバンク:貸金業規制法改正で純資産が不足、危機に(毎日) 投稿者 尾張マン 日時 2006 年 11 月 18 日 17:21:24)
バランスシート不況より転載
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hmminami/note-90nendai.htm
土地の担保価値が暴落した結果、土地を担保にお金を貸し出していた各金融機関は予想どおり大打撃を受けた。たとえば、住宅金融専門会社(住専)7社が、バブルの時に買った13兆円の土地は3兆円程度に値下がりしてしまい、資金を貸し付けていた金融機関はその資金を回収できなくなってしまった。政府は金融機関を救済するために、国民の批判にもかかわらず、96年度予算で6850億円(国民一人当たり5千円以上)の税金を投入した。それにもかかわらず、金融機関の保有する不良債権の総額は、40兆円とも80兆円とも言われるまでに膨らんだ。
ところで、一般にどのくらいの不良債権を抱えれば銀行は破綻に追い込まれるのであろか。BIS(国際決済銀行)基準では、国際業務を行なう銀行の自己資本比率については、貸し出し残高の8%以上と定められている。貸し出し残高が10兆円の銀行なら8000億円である。したがって、もし貸し付け額のうちの8000億円が回収不能になっても、銀行は自己資本で穴埋めできる。しかし、もし10%の1兆円が不良債権となって回収不能になれば、その銀行はたちまち債務超過に陥り破綻する。バブルが崩壊した結果、体質の弱い金融機関は、規模の大小を問わず倒産に追い込まれた。破綻した主な金融機関の負債総額等は次のとおりである。
山一証券(負債総額) 3兆5085億円
北海道拓殖銀行(不良債権総額)2兆3433億円
日本長期信用銀行(債務超過) 2兆6535億円
日本債券信用銀行(債務超過額)3兆 943億円
木津信用組合(資金贈与額) 1兆 340億円
(転載終了)
自己資本で評価損、回収不能債権を賄おうとする発想自体が国債の発行メカニズムに酷似している。自己資本の増資はそのまま日銀で言うハイパワードマネーの増資である。
ひたすら紙切れになる可能性が高い株券の原資は疑いなく、この引き下ろせない(返済しなくてもいい)自己資本で形成されているんだろう。
またまた専門家の言う乗数理論のマイナス効果でこの原資の裏付けが減額されていくんだろう。その積み増された自己資本の現金部分は確実に、売り逃げ資金に流れている!
増資したつもりがほふりの中の金庫に現金はなかった!!!
銀行法の預金保護の保険が撤廃されたんだから、こういった規制を事業主リスクで敷かせるというのもどうかと思うぞ。
500万の自己資本を死守するあまり借金を重ねた結果、新興軍事産業の武器供与に一役買うような団体に成り下がるのがこの世の正義物語のヒーローの結末だ。
バチカンを反面教師にすべきだ!!