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日銀、追加利上げ見送りへ…消費・物価さらに見極め
日本銀行が18日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを見送る方向となった。短期金利の誘導目標である無担保コール翌日物金利は現行の年0・25%に据え置く。
議決権を持つ9人の政策委員(正副総裁3人と審議委員6人)は、今後も景気拡大が続くとする認識でほぼ一致しているが、個人消費や物価の動向などをさらに見極めるためには、1月の利上げは時期尚早とする慎重論が強まった。
18日の会合では議長の福井俊彦総裁が、9人の政策委員の意見を集約する形で金融政策の現状維持を提案し、多数決で決定する見通し。一部の政策委員が独自に利上げを提案する可能性もあるが、多数の支持を得るのは難しいとみられる。福井総裁は会合終了後に記者会見し、見送りの理由などを説明する。
17日午後から始まった初日の会合では、経済・物価情勢について分析した。日銀は「好調な企業部門から家計部門に景気拡大が波及していく」との見通しは堅持する方針だ。ただ、直近の消費や物価関連の経済指標は、改善に向けた力強さに欠ける。日銀は、2月以降に改めて利上げのタイミングを探ると見られる。
複数の政府・与党筋は17日夜、「日銀からは利上げに関する何の情報も届いていない。今回は利上げは見送るだろう」との見通しを示し、利上げに関する調整が進んでいないことを明らかにした。
(2007年1月18日3時5分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070118i301.htm