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Re:北朝鮮先軍政治とユダヤ共産主義への批判にも作法がある
http://www.asyura2.com/0610/asia6/msg/609.html
投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 25 日 11:19:45: BeExvDE2jO5d2
 

(回答先: イラク戦争の本質とは何か? 投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 25 日 09:57:23)

戦時中の日本の国家総動員法体制下では寺の釣鐘まで持っていかれた事があるそうだ。
もし、あの当時の日本を全肯定できるのであれば、なんで北朝鮮の先軍政治を全批判できるのだろうか?「あの当時は止むを得なかった」と日本人が言うのであれば、ロシア人や朝鮮人がそんな事を言う資格を奪うこともできまい。

先軍政治の問題とは何か?
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/355.html
投稿者 パルタ 日時 2006 年 11 月 24 日 19:39:52: BeExvDE2jO5d2

ここで問題なのはボルシェビキというのは、陰謀論者が言うような金持ちが富を独占するためだけの集団だったのかということだ。集団化を馬車馬的に推進したのはスターリンであって、トロツキーではなく彼は市場経済の利用の必要性を繰り返し説いている。かつトロツキー派はトロツキー本人追放後も1937年までソ連共産党幹部として活動していた。そのトロツキー追放の時にスターリン派は「彼はユダヤ人だから」という事も利用しており、スターリン主義国家の北朝鮮に反対する反共主義者が何故かスターリンだけは賛美する者も一部の陰謀論者にはいるのである。ところが、北朝鮮を含む共産圏の集団化は全てスターリンの影響下で作られたものであったのだ。
ボルシェビキは、その全てが最初から市場経済の重要性や私有財産を全く認めぬ馬鹿の集まりであった訳ではなかったし、共産圏の方向性や可能性は色々あったと言える。同じユダヤ人でも崩壊時に大儲けしたユダヤ財閥やパレスチナ侵略のシオニスト・ネオコンと集団化の危険性を指摘して暗殺されたトロツキーを一緒くたにする事は、いかにネオコンが元トロツキストであっても、おかしいのではないか。それなら今の日本の右派もネオコンのような転向した元左派がうじゃうじゃいるではないか。
「ネオコンがトロツキストだからああいう思想」というなら、太田竜をはじめとする日本の民族派にも元トロの思想を見出すことは出来るはずだ。
ユダヤ人や朝鮮人がこうであると超歴史的にとらえられるなら、日本人だってそうとらえられても仕方あるまい。そもそも戦時共産主義というのがどれほど過酷な状況で生まれたかと言えば、万単位で共産主義者が虐殺されるような状況で生まれたのだ。決して右翼テロで一人の人の自宅が放火されて「卑劣なテロ許すな」と報道される状況下ではなく、何百軒という家が右翼に放火される状況を考えてくれ。
大東亜戦争が生存のために止むを得ないなら、戦時共産主義とて生存のために止むを得ない。ボルシェビキ殲滅を図った日本人がそれを否定できる訳がないのである。
そのような歴史を完全に忘れた北朝鮮先軍政治やユダヤ共産主義批判なるものには、何の説得力もないだろう。ロシアの白衛軍と日本などの列強の干渉、蒋介石、ピノチェト、スハルト、トルーマン、李承晩、パクチョンヒ、ゴ・ジンジェム、デュバリエ、ソモサ、パーレビ国王による大虐殺を忘れた批判は道徳的にも嘘である。北朝鮮先軍政治やユダヤ共産主義批判でも、まずこの事実を完全に忘れてはいけないのだ。反共主義者の大量虐殺政策はそれ自体が問題であるばかりか、スターリニズムの正当化をも生み出したのだ。一体、ポルポト派の虐殺をベトナム戦争とシアヌーク追放後のアメリカ介入と内戦に一切触れずに語るなどというのが欺瞞でなくてなんだろうか?アメリカの介入があって中国の介入も深化できたのではないか?その中国の共産党は政権前にキリスト教徒蒋介石の中国軍の爆撃機で殲滅される寸前の組織であった。「銃口で政権が生まれる」という理論は決して、戦後日本のような状況で生まれたのではない。
逆に戦後日本では右翼に一人撃たれても「卑劣なテロ許すな」という大合唱が起きるだろう。そういう状況下でゲリラ・テロ活動をするのは間違いだと思う。かつてのロシア・中国のように左翼であるだけで白昼射殺される状況がある訳ではないからだ。世界中が戦後日本のような状況なら、反体制派は全世界で武装闘争を止めるべきだろう。

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