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(回答先: 【北朝鮮核実験】水と土壌の汚染に懸念 周辺国に影響も(中日新聞) 投稿者 どん兵衛 日時 2006 年 10 月 06 日 22:48:57)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/05/20061005000005.html
AP「核実験すれば放射能流出の可能性」…北朝鮮の人物も認める
北朝鮮が核実験を行った場合、予想外の大災害につながる可能性はないのだろうか。「北朝鮮の全般的な技術水準を考慮すると、その可能性は低いものの、完全に排除することもできない」との声がある。
最も懸念されるのは、実験場の設計の欠陥による放射能漏れだ。
米国のAP通信は3日、「“北朝鮮の核技術はこれまで考えられていたほど高くなく、核実験の際に誤算(miscalculation)があれば、国境を越えて放射能が流出する可能性も排除できない”と専門家は分析している」と報じた。
国連武器視察団の一員だった米科学国際安保研究所(ISIS)のオルブライト所長は、「核実験場の設計に欠陥があれば、かなりの量の放射能が漏れるのはもちろん、核実験場の外側にあるものを吹き飛ばす可能性もある」と警告しているという。
同所長は「北朝鮮の限られた核技術を考えると、北朝鮮の核爆弾の威力は5キロトン(1キロトンはTNT爆薬1000トンの威力に相当)程度と推定される。もし、北朝鮮がミスを犯して核爆弾の威力が30キロトンになってしまったら、山の坑道を吹き飛ばすのはもちろん、外部との隔壁に隙間があれば放射能漏れを起こす」と説明する。
「1998年に行われたパキスタン地下核実験でも、ごく少量の放射能漏れがあったが、砂漠地帯なので特に問題がなかった」と軍専門家は話す。米国・中国・パキスタンなどは近くに住居地域がない砂漠で地下核実験を行ったが、北朝鮮にはそういう地域がないのも、核実験時の安全性に影を落としている。
実際に北朝鮮を訪問、のちに中国・北京で記者会見を行った国際政策センターのハリソン研究委員も、北朝鮮軍・板門店代表部の李賛馥(イ・チャンボク)上将から「(北朝鮮は)小さな国なので、ロシアや米国ネバダ州のような地上での核実験ができない。地下核実験をしても、放射能が流出するだろう。核実験は米国の機関が我々を中傷するために吹聴したもので、私はこれまで、政府や軍部で核実験を示唆する言葉を聞いたことがない」という話を聞いたという。
この他にも、地下水などの水質汚染や、土壌汚染の可能性も取りざたされている。「垂直に坑道を掘って実験を行う場合、水平に坑道を掘るよりも地下水が多く流れ込み、汚染の可能性が高くなる」と専門家は指摘する。
科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員は「北朝鮮・咸鏡北道吉州で核実験を行えば、汚染された地下水が東海(日本名:日本海)に流れ込み、海洋汚染をもたらす可能性もある」と語る。また、北朝鮮の地下核実験場として候補に挙げられる廃鉱は、火事・崩落・汚染拡散の可能性が高いと言われている。
劉龍源(ユ・ヨンウォン)軍事専門記者
朝鮮日報