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(回答先: フセイン法廷の裁判長解任 「独裁者ではなかった」発言(朝日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 9 月 20 日 13:05:16)
□フセイン裁判の裁判長を更迭へ 「独裁者にあらず」発言にイラク政府が怒る [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2469576/detail
フセイン裁判の裁判長を更迭へ 「独裁者にあらず」発言にイラク政府が怒る
【アルジャジーラ特約19日】イラク政府は19日、フセイン元大統領らのジェノサイド(大虐殺)事件を裁く特別法廷のアブドゥラー・アル=アミリ裁判長を罷免、新しい裁判長を任命すると発表した。同裁判長が、追放された元指導者が独裁者ではなかったと発言したことで「中立性」を失ったというのが罷免の理由。
イラク政府のアリ・アル=ダバッグ報道官は、裁判所が同裁判長を他の判事に差し替えることに同意したとして、「更迭されたことは確認できます」と述べた。米国が後ろ盾となっている同裁判所からの確認はまだとれておらず、米国当局者の一人は、いかなる人事交代も知らないと語った。
アル=アミリ裁判長は9月14日の公判で、フセイン被告に対して、被告は独裁者ではなかったと発言した。この発言は反フセイン派と現在のイラク権力者たちを怒らせたが、クルド人の証人陳述の直後の発言だった。この証人は、1987ー88年のアンファル軍事作戦中に殺されたと信じている家族たちの行方について聞くために、当時のフセイン大統領となんとか面会した状況について証言したのである。
19日の公判は化学兵器で砲爆撃されたクルド人の村落の模様について引き続き証人の証言を聴取した。審理では、検察側と元イラク情報部員だったファルハン・アル=ジュビリ被告のバディ・アレフ弁護人との間で怒りの応酬が見られた。
アレフ弁護人は、1990年代の初めに旅券を偽造してオランダに入国したと告白した証人を起用したことで、ジャーファル・アル=ムッサウィ主任検事の辞任を要求した。同弁護人が言及したのはカルワン証人のことだが、その根拠は西暦636年の文書で、裁判所法の基礎となる重要文書の一つであった。
「ウマール書簡」として知られ、ウマール・ビン・アル=ハタブ教主が自分の判事、バスラ・アビ・ムーサに送った書簡で、同文書は、詐欺罪を犯した者ないしは身元がはっきりしない者の証言を受け入れないのが公正な裁判所の要件の一つであると明言している。
これに対し、ムッサウィ主任検事は歯に衣着せないアレフ弁護人が法廷を侮辱し、法曹にあるまじき行為をしたと非難したが、同弁護人は被告弁護人を侮辱したとして同検事を告訴すると反撃した。
アミリ裁判長は、弁護人に対して、法廷内では誰をも侮辱してはならないと発言した。
アレフ弁護人はすでに、18日、名前を変えてイラクから逃亡し、従って信頼できない証人を出廷させたとして、検察側を告訴すると威嚇していた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年09月20日14時39分