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(回答先: <イスラエル>クラスター弾を使用 レバノン民間人居住区に(毎日新聞) 投稿者 中田英寿 日時 2006 年 8 月 01 日 22:07:23)
ファトファト・レバノン暫定内相:「イスラエル軍、民間人を標的」−−毎日新聞と会見
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060729dde007030040000c.html
◇ヒズボラには「強く出られぬ」
【ベイルート高橋宗男】レバノンのファトファト暫定内相は28日、ベイルートで毎日新聞と会見し、レバノンへの攻勢を強めるイスラエル軍が「民間人を攻撃対象に選んでいる」と述べ、無差別攻撃を非難した。また、戦闘を続けるイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを政府がコントロールできないことを暗に認め、早期停戦実現が困難な状況にもどかしさをにじませた。
同国保健省のまとめによると、イスラエル軍のレバノン攻撃開始後の死者数は400人を超えた。依然約200人が、がれきの下敷きになったままとみられ、負傷者も約1800人に上る。ファトファト暫定内相は死傷者の大半が民間人だとし、12歳以下の子供が35%を占めると説明。「イスラエルは民間人居住区を意図的に狙っている。ヒズボラではなく、民間人に対する戦争だ」と強調し、イスラエル軍の無差別攻撃を非難した。
また、イスラエル軍の民間人を標的とした攻撃について、一つの砲弾から大量の子爆弾を広範囲に拡散させる「クラスター弾」や、触れると高温で人体を焼く「白リン弾」などが使用された疑いがあると指摘。「違法性を立証するため、土壌調査や被害者の医学的検査を急いでいる」と述べた。
レバノン政府がヒズボラへの影響力を有していないとの指摘には「彼ら(ヒズボラ)が国家を防衛していると主張している以上、強くは出られない」と説明する一方、「これ以上の危機の拡大を防ぐため一刻も早い停戦が必要だ」と強調。「アラブ・パレスチナ囚人とイスラエル兵の交換を含む包括的な停戦条件が必要になる」との見通しを示した。
一方、暫定内相はイスラエルに「平和は勝利によってではなく、他者を許容することから生まれる。この戦争は双方に破滅的な未来をもたらす可能性がある」と警鐘を鳴らし「中東地域における真の平和を望むのであれば、まずパレスチナ紛争を解決すべきだ」と主張した。
毎日新聞 2006年7月29日 東京夕刊