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ニューヨークの国連安保理に入る前に記者会見に臨むジョン・ボルトン、アメリカ国連大使。
国連なんかなくてもよい(http://asyura2.com/0601/war82/msg/609.html)と放言しながらも平気でアメリカの国連大使を務める破廉恥漢・ボルトンが今度は、7月17日のAFPの報道によると、日曜日に南レバノンで8人のカナダ人市民がイスラエルの空爆で死亡した件でコメントを求められて言い放った。
「我々にとってとても重要な問題だ…これらカナダ人市民が亡くなるなんてことが起こるってことは。悲劇だ。」
ここまではよろしい。ボルトンの発言が問題なのは、その次だ。AFPの報道によればこう続く。
「悪意あるテロ行為の直接的な結果として亡くなった市民と(今回のカナダ人8人が亡くなったことを)道徳的に同等に論ずるとすればそれは間違いだと思う」と付け加えたのだ。
要するにボルトンによれば、イスラエルはテロに対する自衛の軍事行動に出ているのであって、その悲劇的で不幸な結果として市民が死んだ、ということになるのだ。
ボルトンよ、あんたは本当に鬼畜か、ここまで言って。
報道によれば、イスラエルの空爆の犠牲になったのはレバノン人=カナダ人の夫妻、それにその一家と親族である。レバノンにいる親戚に家族を紹介するために10日前にレバノンに到着し、今回の惨劇に遭ったという。
さらにボルトンによれば…
(イスラエルが)悲しい、きわめて不幸な結果としての自衛行動に出ているのに対して、(ヒズボラが)無辜の市民を故意に標的にし、その死を願い、ロケットを発射して爆破装置を用いたり拉致に出たりするのを同じ行動だというが、単純に同一とするわけにはいかないのだ!
こんな鬼畜のような国連否定論者が、国連を舞台にのし歩いているかと思うとぞっとする。こんな奴ばらの野望を満たすために犠牲に供された人たちの無念はいかばかりか。
AFPの報道は最後に双方の犠牲者の数をこう報じている。
当局者によれば、先週水曜日以後のレバノン側の犠牲者は兵士12名のほか、一般市民195名にのぼっている。対してイスラエル人の犠牲者は、ヒズボラのロケット砲火による12名を含めて、市民24名である。
Lebanon civilian deaths morally not same as terror victims -- Bolton(AFP)
http://news.yahoo.com/s/afp/20060717/pl_afp/mideastconflictlebanon_060717204728