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フィンランドとバルト三国の対照的な運命
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投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 6 月 12 日 02:21:51: tTp1/cyvuKUmU
 

(回答先: 開戦時、東条英機首相兼陸相―― 「敵の死命を制する手段なきを遺憾とす。」    >>負けても国民の自衛か?存続か? 投稿者 hou 日時 2006 年 6 月 12 日 00:37:28)

>今の日本がそんなにいい国か?
>手放しで、われわれは、国家存続を勝ち取ったといえるか??
>本当に言えるのか?
>すくなくとも小生は、この国には、道徳のなくなった国としか見えない。
>戦争回避ができなかった、当時の指導者は日本の恥である。


では、もし日本が第二次世界大戦を回避するために米英にあらゆる譲歩を行っていたら、この国は道徳のある国であり続けたでしょうか?日本という国家は存続できたでしょうか?
これは非常に難しい問題ですが、戦争回避が戦争突入より日本にとって有益だったとは断言できない様に思います。どちらの選択枝であっても非常に大きな苦痛であったことは間違いありません。

例えば、イラクが米英の侵略戦争を回避するためにあらゆる譲歩(例えば油田利権を全部米英に譲渡する、等)を行っていたら?

パレスチナ自治政府がイスラエルとの紛争を回避するためにあらゆる譲歩を行っていたら?

第二次大戦で、モロトフ=リッペンドロップ協定でソ連に併合される時に抵抗しなかったバルト三国は、ソ連からの領土割譲要求を拒否して戦争になり敗北して大きな打撃を被ったフィンランドよりも賢明だったでしょうか?バルト三国はソ連に併合され反ソ連勢力はシベリアの強制収容所で死に絶えましたが、フィンランドは衛星国ながらも独立を維持し、自国民がシベリアの収容所に大量に送られることは避けられました。フィンランド湾の北と南で、対ソ戦争突入と戦争回避という対照的な政策が取られ、その後の歴史も対照的なものとなっています。


私は、東条英機という人物の評価については米国の世界覇権崩壊後に得られるであろう新たな資料を基に見直される必要があると思われます。そして、日本海軍に米英ユダヤに内通して戦争突入を推進した勢力がいなかったかどうかという点で日本軍の暗部の有無を調べることの方が更に重要であると思います。

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