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(回答先: 米英首脳会談で多国籍軍の撤退日程が問題になる可能性 イラク新政府は期待発言 [アルジャジーラ] 投稿者 white 日時 2006 年 5 月 25 日 18:02:11)
イラク駐留、ブレア首相が英軍早期撤退に傾斜
2006年05月25日16時12分
ブレア英首相は25日に米国入りし、ブッシュ大統領と会談する。イラク正式政府が発足したのを受け、米英軍を軸とする駐留部隊の段階的撤退を進める手順を協議する見通しだ。米側は日程を設定して束縛されることは避けたい考えだが、英国では米英によるイラクへの武力介入を「失策」とみる世論が高まっている。与党労働党への支持が落ち込むなか、ブレア首相も駐留英軍の撤退を早める方向に傾いている。
今月初めの内閣改造で国防相に就任したばかりのデズ・ブラウン氏は24日、駐留英軍の撤退問題について「ムサンナ州では近い将来、イラク側に治安権限が移譲されるだろう」と明言した。陸上自衛隊が駐留するサマワを州都とする同州からの撤退を先行させる考えを強調。同州とマイサーン州で6月に権限移譲を実現させたいというマリキ新首相の意向を反映したものだ。
英国側が描いているシナリオは7月に両州から部隊を順次撤退させ、その余剰分を治安が悪化しているバスラに移管。年内をめどに現在の約8000人規模の兵力を約5000人に縮小するという筋書きだ。また、ブレア首相が22日にバグダッドを訪問した際、マリキ政権の任期である4年以内に、ほぼ全軍の撤退を完了するという目標を定めていることを英政府筋が明らかにしている。
世論調査会社「YouGov」の最新の調査結果によると、米英軍によるイラクへの武力介入の決断を「間違いだった」とする声は57%と過去最高を更新、「正しかった」とする33%を大きく上回っている。また、24日付のICM社の政党別の支持率調査では、最大野党の保守党が38%で労働党を4ポイント上回り、ブレア首相の退陣を促す圧力が強まっていることを改めて裏付けた。
ブレア首相はバグダッド訪問に合わせ、「治安が安定すれば、できるだけ早く撤退したい」と本音を吐露。しかし、撤退計画を前倒しで公表すれば、多国籍軍への攻撃を続ける武装組織側が「勝利宣言」し、逆に治安が悪化しかねないとの懸念はぬぐえない。
http://www.asahi.com/international/update/0525/008.html