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(回答先: 【おーるさんが残したデータベース】 イラク開戦2003 03/03/21 (金) 【新じねん】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 4 月 14 日 05:16:56)
イラク開戦2003
03/03/22 (土)
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-22.htm
<イラク戦争>砲声がとどろく国境地帯 最前線ルポ
イラク時間22日午前9時40分(日本時間22日午後3時40分)、私は米陸軍第5軍団支援司令部指揮所所属部隊と共に国境から約100キロ入ったイラク南部地域に到着した。北西数キロ前方には、黒い煙が立ち昇り、鈍い砲声がとどろいている。 【イラク南部地域の米軍指揮所で姜仁仙(カンインソン)・朝鮮日報特派員】
クウェート・イラク国境地帯で味わうのは緊張の連続だ。21日未明、停車したトラックに寄りかかり、わずかにまどろんでいた。その時、聞いたこともない音が響きわたった。ミサイル6〜7基が北から南に向かって、ものすごい速度で飛んで行った。
花火が弾けたように、周囲が明るくなった。「飛んで行くミサイルが見えるなら、自分は攻撃目標ではない」という、訓練中に聞かされた言葉を思い浮かべた。ミサイルが頭上を通過したのを確認し、わずかに安堵したその瞬間、誰かが「MOPP(生物・化学兵器警報)レベル4」と叫んだ。レベル4は防毒マスクと防護服、長靴などを着用しなければならない最高レベルの警報だ。
その瞬間、我を忘れて防毒マスクと防護服を身に着けた。誰かが飛んできて、私の装備を点検してくれた。30分後、何事も起きないまま、警報はレベル1に下がった。防護服などは脱いでいいのだが、再び警報が発令された時、一瞬でも早く準備できるように、長靴は履いたまま寝た。
翌朝、指揮所の誰もが同じ格好で起きてきた。いつもにこやかな指揮官が厳しい表情で私の手をつかみ「昨夜は怖かったでしょ」と声をかけた。その瞬間、緊張し続けていた私は、あやうく涙をこぼしそうになった。
◇砂ぼこりの中、緊張の北上
米陸軍第5軍団支援司令部指揮所所属の部隊は、現地時間21日午後7時半(日本時間22日午前1時半)、クウェートとイラクの国境を越え、イラク領内に侵攻した。その後、夜を徹して、イラク領内を北上し続けた。
国境通過地点には、数百から数千台の米軍補給車両が待機していた。その車両が、一斉に移動を開始した。巻きあがる砂ぼこりは、濃い霧のように視野をふさいだ。前の車のライトを頼りに進むため、時速30〜40キロの速度で進むのがやっとだった。
私は指揮所のジェイ・ホール少佐らと共に、部隊の先頭車両に乗り込んだ。すでに先行部隊と地雷除去班が通り過ぎた侵攻路を進み、やがて砂漠地帯を通り過ぎたが、民家やイラク人の姿はまったく見えない。
同乗の軍人たちは極度の緊張感を漂わせ、全く口を開かなくなった。その時、突然、先行車両を見失った。GPS(全地球測位システム)さえ、まったく作動しない。砂ぼこりのため前が見えず、間違った道に迷い込んだのだった。
数キロ前進すると、前方に別の車が見えた。指揮官の顔色が急変した。指揮所所属の車両以外にも、燃料補給車や各種の補給車100台余りが道を見失い、前進も後進もできずに立ち往生していたのだ。その後ろには数百台の車両が従っているはずだ。
指揮官は「前進」を命じた。戦場で停止していれば、どんな危険に遭遇するかも分からないからだ。迷い込んだ道が、米軍の侵攻路につながる、もう一つの別の道である事実が確認できるまでの20分間、私たちは血が凍るような思いを味わった。
22日に、イラク領内で最初の拠点に到着し、落ち着いた場所はクウェートにいた時と同じ、砂漠の真っただ中だった。
国境を越えて、すでに12時間が過ぎていた。ここで、目に入る生き物といえば、黒い子犬1匹だけだった。 【イラク南西部地域の米軍指揮所で姜仁仙(カンインソン)・朝鮮日報特派員】(毎日新聞)
トルコ領空を初使用=米軍
【アンカラ22日時事】トルコ軍事筋は22日、米軍がイラク北部の爆撃にトルコ領空を初めて通過したことを明らかにした。 (時事通信)
空爆で市民250人が負傷=イラク情報相
[バグダッド 22日 ロイター] イラクのサハフ情報相は、バグダッドでの空爆による民間の負傷者は250人に上っていると述べ、イラクにおける軍事作戦が順調に進んでいるとの米英側の主張を退けた。
同相は記者会見で、南部のウンム・カスル港と西部の砂漠地帯にある空軍基地2カ所を米英軍が掌握したという報道は「幻想であり、偽りだ」と述べた。
また、米英軍の戦車5台を破壊して兵士らを死傷させたとし、米英軍によるファーウ半島と半島内の油田施設の占領についても否定した。
イラク側の負傷者については、21日深夜から22日朝にかけての空爆だけで市民207人が負傷したとしている。(ロイター)
<イラク戦争>英海軍ヘリ2台が衝突、7人死亡 ペルシャ湾上
22日午前4時30分(日本時間午前10時30分)ごろ、ペルシャ湾の公海上で英海軍の2台のヘリコプターが衝突、乗っていた7人が死亡した。カタール・ドーハのアッサイリヤ基地の英軍報道担当者によると、衝突したのは、空中早期警戒用ヘリコプター、シーキング。事故の可能性が強いとみられる。(毎日新聞)
バグダッド郊外で爆発音3回
[バグダッド 22日 ロイター] イラク首都バグダッド郊外で22日朝、爆発音が3回聞かれた。バグダッド市内にいるロイター特派員が明らかにした。
3回の爆発音は、先に郊外であった大きな爆発音から1時間以上経過してから聞かれた。夜明けには、バグダッド市内に2つのミサイルが着弾した。
今回の戦争が始まって以来、バグダッドが日中に攻撃されたのは初めて。(ロイター)
米英軍機、1000回以上出撃=海軍特殊部隊も石油施設占拠−米統参議長
【ワシントン21日時事】マイヤーズ米統合参謀本部議長は21日、国防総省の記者会見で、米英軍の対イラク攻撃の概要を説明した。「イラクの自由」作戦開始後、米英軍の爆撃機や戦闘機などの出撃回数は延べ1000回以上で、精密誘導弾を投下した。また、海軍の特殊作戦部隊「シール」がイラク南部のガス・石油施設を占拠したことを明らかにした。 (時事通信)
<トルコ軍>1000人がイラク北部に越境 クルド人と衝突も
【ディアルバクル(トルコ南東部)山科武司】トルコの複数のテレビ局は21日夜、トルコ軍部隊1000人がトルコ南東部からイラク北部クルド人自治区へ越境したと報じた。米英軍の対イラク攻撃に伴いフセイン政権崩壊の兆しが出始めていることを受け、クルド人勢力の独立の動きをけん制することを狙ったものだ。だが、トルコ軍越境にクルド人勢力が反発を強め、イラク北部で新たな衝突が起こる可能性も出ている。
対イラク攻撃に関連し、自国の領空通過を承認した20日のトルコ国会は、同時に「難民保護」名目での派兵を決めていた。(毎日新聞)
イラク各地に大規模空爆 南部で8000人投降
【ワシントン21日共同】米英軍はイラク時間21日夜(日本時間22日未明)、首都バグダッドや北部要衝モスル、油田地帯を抱えるキルクークなど各地で開戦後初めての大規模な空爆作戦を開始した。
大統領宮殿のある政権中枢施設が炎上。米NBCテレビなどによると、空爆対象の数百カ所に対して空爆開始から24時間の間に精密誘導爆弾など約1500発が投下される。
米CBSテレビによると、南部に展開のイラク軍第51師団の司令官が米軍に投降、約8000人の兵士が捕虜となった。
米統合参謀本部などによると、イラク南部、北部、西部の3方に進攻した米英軍地上部隊は、21日に南部の港湾都市ウムカスルと油田地帯を制圧。油田地帯の安全確保のめどが立ったことで「衝撃と恐怖」と呼ばれる大規模空爆に踏み切ったとみられる。米軍特殊部隊が西部の主要3空港を支配した。(共同通信)
<イラク戦争>ソマリア人ら、国境を越え難民キャンプに
【ルウェイシェド(ヨルダン)山本紀子】開戦2日目の21日、イラクに近いヨルダンの国境沿いの難民キャンプに、イラクから逃げてきたソマリア人らの避難民約430人が到着した。赤茶けた砂が舞い、夜は気温が0度まで下がる砂漠のキャンプだが、みなホッとした表情で、祖国の家族に電話で無事を伝えるなどしていた。
前日に着いた110人も含め、すべてがスーダン人やソマリア人、エジプト人などの外国人労働者。多くは単身の男性だが、小さな子供のいる家族連れもいた。
空爆が始まった数時間後にバグダッドをたったソマリア人の大学生(21)は「朝5時半、パスポートと洋服だけをまとめて家を出た。バグダッドでは政府関係のビルのガラスがすべて割れ、道路は数十メートルおきに大きな穴が開いていた。国境に至る途中でも、民家が空爆の余波で壊れているのを見た」と話した。
大学生は「フセイン大統領がいいリーダーと思わないが、イラクの人々は好きだ。善良な人たちがなぜ傷つけられるのか」と話した。また、レストランを経営するソマリア人男性(54)は「イラクでは、外国の衛星放送を見ることも携帯電話を持つことも禁じられている。民主主義があるとはいえないが、アメリカがちょっかいを出す話ではない」と語った。
キャンプでは、1人1分に限り故郷に国際電話をかけることができる。「とにかく無事だから」と伝える人、「国に帰るお金がいる」とまくしたてる人、臨時電話局のテントはにぎやかな声が満ちた。(毎日新聞)
炎上する石油施設確認 空母艦載機のパイロット
【米空母キティホーク艦上(ペルシャ湾北部)22日共同】ペルシャ湾北部の米空母キティホークからイラク南部の地上軍支援に向かった艦載機、FA18戦闘攻撃機のパイロット、マー・ジョンソン少佐(35)は22日未明、母艦に帰還後記者団に、イラク南部でイラク軍により放火され炎上する石油施設が複数確認されたことを明らかにした。
ジョンソン少佐は21日夜、進撃する海兵隊を上空から支援するため、バスラの北部近郊に向かった。少佐は「監視飛行の際に見た天然ガスの火とは違う大きな炎を見た」と話した。
少佐は、その際に対空砲火を受けたが、地上からの空爆要請もなかったため、「イラク軍は退却していた」と判断、爆弾は投下しなかったという。
イラク上空には30−40分間とどまり、帰還した。(共同通信)
イラク、油井を燃やしているとの報道を否定=国営テレビ
[バグダッド 22日 ロイター] イラクは、国営テレビを通じて、同国が油井を燃やしているとの報道を否定、米英戦闘機が目標を定めにくくする目的で、原油を流し込んだ塹壕に火を付けていることを明らかにした。
国営テレビは、“当局筋”の声明として、「イラク指導部および政府は、国家資産の保存・発展を願っており、(原油を)燃やしてはいない。燃えているのは、塹壕に流し込んだ原油で、これが(米英戦闘機の)パイロットが目標物を攻撃する際の正確さに影響を及ぼす」と報じている。(ロイター)
開戦後初の大規模空爆 政権中枢施設が炎上
【ワシントン21日共同】米英軍はイラク時間の21日夜(日本時間22日未明)、首都バグダッドや北部の要衝モスル、油田地帯を抱えるキルクークなど各地で、開戦後初めての大規模な空爆作戦を開始した。大統領宮殿のある政権中枢施設が炎上。米国防総省によると、同日の空爆対象は数百カ所に上る。
米統合参謀本部などによると、イラクの南部、北部、西部の3方から進撃を開始した米英軍地上部隊は、21日に南部の港湾都市ウムカスルを制圧。南部の油田地帯も同日中に支配下に置く見通しという。油田地帯の安全確保のめどが立ったことで、大規模空爆に踏み切ったとみられる。
バグダッドでは、21日午後8時(同22日午前2時)すぎ、空襲警報が鳴り、郊外から断続的に爆発音が聞こえた。約1時間後には、バグダッド中心部のフセイン政権の中枢施設などに激しい空爆が加えられた。(共同通信)
トルコ、米軍の領空通過いまだ許可せず
[アンカラ 21日 ロイター] トルコ外務省筋によると、同国は20日に国会で承認された米軍への領空通過許可を21日になっても出していない。
同筋は、双方の見解に違いがあるため、21日にかけて米国側と行っていた協議を中断したと述べた。
トルコ側は、領空通過の規制とイラク北部への進軍の自由を求めている。
一方、米国側はトルコ軍が単独でイラク北部に侵攻すれば、現地のクルド人勢力と戦闘となり、イラクにおける米軍の作戦を混乱させかねないとして、これに反対している。(ロイター)
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トルコ軍、イラク北部に越境=米の反対押し切り
【アンカラ22日時事】トルコのテレビは22日、トルコ軍部隊約1000人が同日未明までに国境を越え、イラク北部に入ったと報じた。トルコのギュル外相は21日夜、難民保護を理由に部隊をイラク北部に進駐させると言明していた。
パウエル米国務長官は同日、トルコ軍がイラク北部に進駐すれば混乱は不可避として改めて反対。同外相はこれに対し、「難民を制限し、テロを防ぐ必要がある。領土的野心はない」と述べ、進駐はあくまで難民保護が目的と強調した。 (時事通信)
対イラク戦争、長期にわたる危険なものとなる可能性=米政府
[ワシントン 21日 ロイター] ホワイトハウスのフライシャー米大統領報道官は、対イラク戦争が依然として長期にわたる危険なものとなる可能性があり、この先、米英軍には多くのリスクが待ちかまえている、との認識を示した。
記者団に述べたもの。
同報道官は、「米国民は、この戦争が長期にわたる危険なものとなる可能性があることを認識することが大事だ。大統領も述べたように、国民がどう捉えようと、これは現実の戦争であり、危険で、先行きには多くのリスクを伴う」と述べた。(ロイター)
<イラク戦争>バグダッドを切り裂く閃光 「衝撃と恐れ」作戦
【ドーハ太田阿利佐、福島良典】米英軍によるイラク戦争開始から2日目の21日夜、イラクの首都バグダッドの夜空を閃光が絶え間なく切り裂いた。首都中心部に爆音がとどろき、数十メートルの高さに達するきのこ雲が爆発の光に照らされ、不気味な姿を相次いで現した。
「巨大な火の玉が上がった。また一つ。こんなものはこれまで見たことがない。連中はバグダッドを破壊している」。バグダッドに残るジャーナリストのマイク・ニコルソン氏が米CNNテレビを通じて電話で空爆の激しさを語った。
3000発にのぼる高性能爆弾と巡航ミサイルでイラク軍の志気をくじくのが狙いとされる大規模空爆「衝撃と恐れ」。チグリス川にかかる橋と建物の見えるバグダッド中心部の上空が数秒おきにオレンジ色に染まる。一方イラク軍の対空砲火は、チカチカと光る豆電球のように小さく見えた。
「自転車に乗って逃げる人の姿が見える。別の男性も向こうに走って逃げている」。別のジャーナリスト、グローバー・ジェームズ氏がバグダッドから、空爆下を逃げ惑う住民の様子を興奮した声でリポートした。
カタール・ドーハ郊外にある米中東軍前線司令部のメディア・センターでは、各国の記者たち数十人が6台並んだテレビの前にくぎづけになった。「人が殺されるのを見るのは気分が悪い」と欧米記者。閃光と大きなきのこ雲が画面を埋める度に「なんてことだ」の声が起きた。
約1時間後。ラムズフェルド米国防長官が戦況を説明した。「この作戦の第1の目的は米国民を守ること。第2はイラクの現体制に終止符を打ち、第3は大量破壊兵器を撲滅することだ」。国防長官の顔を映し出すテレビ画面では、バグダッドの夜空が赤く燃えていた。(毎日新聞)
<イラク戦争>英メディアは特別扱い ドーハ・アッサイリヤ基地
英国メディアとオーストラリアのメディアは別扱い――。米中東軍の前線司令部が置かれているカタール・ドーハ郊外のアッサイリヤ基地で21日、予定されていた英軍、豪軍による記者会見が直前になってキャンセルされ、報道陣の怒りを買った。直後に英豪両国メディアだけに戦況説明が行われた。(毎日新聞)
<イラク戦争>2飛行場を制圧、週明けにも首都到達 米英軍
カタールの英軍司令部報道官は21日、「3、4日でバグダッドに入れる」と述べ、米英軍地上部隊が週明けにも首都に到達するとの見通しを明らかにした。クウェートからイラク領内に入った米英軍は同日、西部の2つの軍用飛行場を含む戦略拠点数カ所を制圧。北部にも部隊を展開し、3方向からバグダッドを目指し進撃した。(毎日新聞)
二男クサイ氏にも死亡説=英紙
【ロンドン21日時事】21日付の英夕刊紙イブニング・スタンダードは、米軍機による20日のバグダッド空爆で、フセイン・イラク大統領の二男クサイ氏が死亡した可能性があると報じた。
カタールの米軍前線司令部にいる同紙記者が伝えたもので、米当局者は「米軍が吹き飛ばした建物にクサイ氏がいたとの証拠が数多くある」と語ったという。 (時事通信)
<イラク戦争>各地のモスクで抗議行動 21日は金曜礼拝
米英によるイラク攻撃が本格化した21日はイスラム教徒の金曜礼拝と重なり、各地のモスクで抗議行動が起こった。カイロのイスラム教スンニ派最高権威機関「アズハル」のモスク周辺では、礼拝に訪れた信者らが「ブッシュに死を」と気勢を上げ、痛烈に米国を非難するなど、「ジハード」を誓う信者の怒りに包まれた。(毎日新聞)
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-22.htm