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イラク開戦2003
03/03/21 (金)
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-21.htm
フセイン大統領の長男ウダイ氏死亡か
【ワシントン=大内佐紀】21日付の米ワシントン・タイムズ紙は1面トップで、サダム・フセイン大統領の長男ウダイ氏が死亡したとの情報があると伝えた。米情報機関が同紙に語ったという。
米軍が20日夜、フセイン大統領とその側近が潜んでいると見られるバグダッド南郊の建物をミサイルと特殊爆弾で攻撃した時、ウダイ氏も建物内にいたとの情報がある。(読売新聞)
アフガンの米軍施設標的にロケット弾十数発
【イスラマバード=新居益】アフガニスタンに駐留する米軍報道官は21日、南東部のパクティアやホスト州などに展開する米軍施設を標的に20、21日の両日、計十数発のロケット弾が発射され、過去5か月で最大規模の攻撃を受けたことを明らかにした。
アフガンとパキスタンの国境付近に潜む国際テロ組織アル・カーイダやタリバンなどの残存勢力が行ったと見られるが、ロケット弾はいずれも目標をそれ、米軍側に被害は出ていない。
米軍は20日からアフガン南部で、イラク戦争に合わせて攻勢を強めると見られる残存勢力をけん制するため、大規模な新作戦「勇敢なる攻撃」を続けている。(読売新聞)
米英軍、北部の要衝モスルも攻撃か
【カイロ=平野真一】カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」によると、イラク北部モスルで21日未明、米英軍の攻撃があった模様だ。事実とすれば、米英軍が北部でも攻撃を始めたことになる。
同テレビはモスルからの生中継で、市内で空襲警報が鳴った約1時間後に郊外で爆発音が何回か聞こえたと伝えた。モスルは、少数民族クルド人の自治区に隣接する大都市で、フセイン政権の支配下にある要衝。(読売新聞)
<イラク戦争>3、4日中にも「首都決戦」 米英軍が空爆強化
イラク攻撃を開始した米英軍は日本時間21日午前2時ごろ、クウェートとの国境に集結していた陸上部隊でイラク領内に侵攻、地上戦を開始し、イラク南部の要衝ファオ半島を制圧した。英軍報道官は3、4日中にバグダッドに到達する可能性を指摘、「首都決戦」は間近との見方が強まっている。(毎日新聞)
フセイン大統領、空爆で負傷説も…米紙報道
【ワシントン=大内佐紀】21日付けの米紙ワシントンポストによると、米政府当局者は、米軍が行った20日(イラク時間)の第1波ミサイル攻撃の時、フセイン・イラク大統領が、標的となったバグダッド南郊の建物地下ごうにいた多くの証拠があることを明らかにした。
爆撃後、緊急医療活動が始まったことから、同大統領は少なくとも負傷しているとの見方もある。しかし、情報は依然錯綜しており、米政府は、戦争の帰趨を決める同大統領の生死を必死で調べている。
米中央情報局(CIA)は衛星写真のほか、現地協力者、通信傍受などあらゆる手段で情報を収集しているが、同紙によると、この米政府当局者は「ほとんどの証拠は、建物が爆破された時、彼(フセイン大統領)は中にいたことを示している」と述べた。また、息子2人も事前に建物を出た兆候はないという。
一方、爆撃後、同大統領のための医療チームが緊急で招集されたり、攻撃直後からイラク指導部間の通信が極端に低下したりしたという情報がある。
第1波攻撃の開始は、CIAなどが、この建物地下ごうに、フセイン大統領と2人の息子が潜んでいるとの情報を入手したことで、同大統領暗殺の最大のチャンスとして決断された。
一方、攻撃直後にイラク国営テレビで放映された「フセイン大統領演説」に登場したのが本人か替え玉かが、依然として注目を集めている。
これまでのところ、専門家による骨相の分析では「本人」との鑑定が出ており、声紋鑑定の結果を待っている段階。
だが、フセイン大統領の元愛人を自称する亡命イラク人女性、パリスゥーラ・ランプソスさんは、米政府の要請を受けて映像を見た結果、「替え玉」と判断したという。国防総省はランプソスさんに対する“うそ発見機”テストの結果、元愛人の主張を信じており、これまで過去十数回、本物と替え玉の見分けを要請してきた。
◆イラク情報相が否定◆
一方、イラクのサハフ情報相は21日、バグダッドで記者会見し、米軍がフセイン大統領とその息子らの家を空爆したと非難したうえで、「神のご加護のおかげで彼ら(大統領一家)は無事だ」と言明、フセイン大統領負傷・死亡説を打ち消した。(読売新聞)
米軍のB52爆撃機が出撃、開戦後初めて
[フェアフォード(英国) 21日 ロイター] 米軍のB52爆撃機が対イラク攻撃開始後初めて、英国西部グロスターシャーのフェアフォード空軍基地を飛び立った。
ロイター通信記者によると、現地時間21日午前10時(日本時間午後7時)に8機が出撃。基地周辺をヘリが旋回するなか、滑走路上にはあと6機が待機していたという。
英国防省は、これらの爆撃機が湾岸地域に向かったかどうかについて言及するのを避けた。
出撃した爆撃機にはミサイルが搭載されていた。
20日には、滑走路上の爆撃機のそばに、搭載するためとみられる爆弾が並べられていたのが目撃されていた。(ロイター)
<イラク戦争>油田30カ所以上の炎上を確認 英国防相が確認
フーン英国防相は21日、英BBC放送でイラク南部の油田が30カ所以上で炎上していることを確認したと述べた。国防相は油田の炎上がイラク側の放火であることを指摘したうえで、「イラク南部の油田は数百カ所あり、30カ所でとどまっているのは予想よりも少ない」と述べた。(毎日新聞)
<イラク戦争>カタール基地からF117―Aステルス爆撃機
20日に始まった米軍の対イラク攻撃で、カタールの首都ドーハ近郊にある中東地域で最長の滑走路を持つアルウデイド空軍基地に駐留している米空軍部隊のF117―Aステルス爆撃機が参加していたことが分かった。これで同基地が今後、本格化する米軍のイラク攻撃で中心的な出撃拠点となる見通しが強まった。(毎日新聞)
B52が次々英基地を出発 イラクで大規模爆撃か
【ロンドン21日共同】英国南部のフェアフォード空軍基地に待機していた米空軍のB52戦略爆撃機計8機が21日午前10時(日本時間午後7時)すぎから、次々と同基地を離陸した。
行き先は明らかにされていないが、直接イラク上空に向かい、大規模な爆撃を実施する可能性がある。20日の米英によるイラク攻撃開始以降、B52はこれまで投入されていなかった。
B52は同基地を拠点にしばしば爆弾を搭載せずに訓練飛行をしているが、今回は開戦直前の19日夕に爆弾を積載したとみられるトラックの車列が駐機中の6機に近づき、20日午後に爆弾が搭載されたことが英メディアによって確認されている。(共同通信)
英軍、石油施設を制圧=イラク南部に上陸
【ドーハ21日時事】イラク攻撃に参加している英軍のロックウッド空軍大佐は21日、カタールの米軍基地で記者団に対し、英軍がペルシャ湾に面するイラク南部のファオ半島に上陸し、ウムアルファームにある石油積み出し施設を制圧したことを明らかにした。イラク軍の抵抗は軽微だった。 (時事通信)
英軍も正式参戦…ブレア首相がTV演説で宣言
【ロンドン=飯塚恵子】ブレア英首相は20日夜、国民に向けたテレビ演説を行い、英国軍が同夜、イラク戦争に参戦したことを宣言した。
首相は「今夜、英国軍が陸海空からの(イラクへの)攻撃に入った。その使命はサダム・フセインを権力の座から降ろし、大量破壊兵器を破棄させることだ」と述べた。
首相はブッシュ米大統領の開戦宣言以来、約20時間沈黙を守っていたが、英軍の正式参戦後、録画を放映する形で初めて演説した。(読売新聞)
<イラク戦争>約110人到着 イラク国境に近い難民キャンプ
イラク国境に近いヨルダンの難民キャンプには、イラクから逃げてきた避難民たちが身を寄せている。20日午後に到着した第1陣は、スーダン人やエジプト人の出稼ぎ労働者や学生など約110人で、砂漠内のテントで数日過ごした後、アフリカの母国へと送られる見込みだ。当面の避難民は外国人に限られるとみられる。(毎日新聞)
<イラク戦争>韓国が600人規模の工兵部隊と医療部隊派遣へ
韓国政府は21日の閣議で、米国のイラク攻撃を支援するため、600人規模の工兵部隊と100人以内の医療部隊の派遣を決めた。工兵部隊の任務は、米国と同盟国軍の基地運営に必要な支援とイラクの戦後復興など。医療部隊は、米国と同盟国軍に対する治療活動を行い、必要に応じて人道的な救護活動を担当する。(毎日新聞)
米軍第3歩兵部隊、イラク領内約150キロの地点まで進軍
[イラク南部 21日 ロイター] ロイター通信の米軍従軍記者によると、米軍の第3歩兵部隊が21日朝、バクダッドに向け北進するなか、イラク南部の国境から約150キロメートルの地点に到達した。
同記者は、これまでのところ攻撃を受けたり、捕虜を捉えてはいない、としたうえで、「順調に進軍している。武装ヘリがかなり先を飛行してわれわれの進軍を助けている」と述べた。(ロイター)
「イラクの自由作戦」開始
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は21日、米英地上軍による20日夜のイラク領進攻と、首都バグダッドへの空爆第2波によって、フセイン・イラク政権を打倒する「イラクの自由作戦」が正式にスタートしたと、米軍幹部の発言を引用して報じた。
同紙によると、20日夜の空爆では巡航ミサイル、トマホーク24発が、首都の大統領宮殿などに撃ち込まれた。
同日未明にも米軍はバグダッドに同36発を発射したが、これはフセイン大統領らイラク政府幹部を狙った限定的な軍事作戦だった。(共同)(共同通信)
フセイン大統領、空爆受けた建物内にいた可能性=米紙
[ワシントン 20日 ロイター] 米ワシントン・ポスト紙(電子メディア版)は、匿名の米政府当局者の話として、イラクのフセイン大統領が、おそらく息子らとともに、米軍の第一波の攻撃で破壊された建物内にいた、と伝えた。
同紙によると、米情報機関の分析官は、フセイン大統領が死亡したか負傷したか、あるいは攻撃を免れたか、判断できていないという。
ある米当局者は、「証拠からして、建物が破壊された時、フセイン大統領がそこにいた可能性が大きい」としている。
別の当局者は、フセイン大統領のために緊急の医療要請があった形跡をあげ、同大統領が負傷している、との見方を示した。(ロイター)
<イラク戦争>ホワイトハウスが攻撃支持45カ国リストを発表
ホワイトハウスは20日、米国のイラク攻撃への支持を表明している英国、日本、韓国など「有志連合」45カ国のリストを発表した。国務省が30カ国リストを発表したのに続くもので、ブッシュ大統領は「有志連合は増え続けている」と強調し、米国に対するユニラテラリズム(単独行動主義)批判をかわすのに懸命だ。(毎日新聞)
<米英イラク戦争>米上院、大統領支持を全会一致で可決
米英軍のイラク攻撃開始を受け、米上院本会議は20日、ブッシュ米大統領と英国政府を支持するとの決議を全会一致で可決した。米議会では、いざ開戦となれば軍の最高司令官を兼ねる大統領の下に団結を表明するのが伝統となっており、民主党も「紛争が終わるまでは、われわれは団結し兵士を支持する」と表明した。(共同)(毎日新聞)
<米英イラク戦争>米海兵隊がイラク車両破壊 地上で最初の交戦
20日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、クウェートのイラク国境付近で現地時間の同日午後4時ごろ、周辺を警備していた米海兵隊の軽装甲車がイラク軍の装甲兵員輸送車2台と遭遇、交戦状態になった。
米海兵隊は機関銃などでイラク車両を攻撃し、破壊。同紙は、これが今回のイラク攻撃で米軍とイラク軍の地上での最初の交戦となったと伝えている。(ニューヨーク共同)(毎日新聞)
開戦初日、イラクから700人=ヨルダン国境
【アンマン20日時事】ヨルダン政府当局者は、米英両軍のイラク攻撃が始まった20日、ヨルダン入りを目指したイラク人や同国で働く外国人は約700人に上ったと語った。大半は入国審査のため国境で一夜を明かす。イラク人は入国後、国境近くのキャンプに居住。外国人はいったんキャンプに入った後、第3国に出国させる見通し。 (時事通信)
【オーストラリア】豪軍、米英のイラク攻撃に参加
米英軍は現地時間で20日午前5時半(豪州東部時間同日午後1時半)すぎ、イラク空爆を開始した。ハワード首相は同日午後、キャンベラで記者会見を開き、豪国防軍が攻撃に参加していることを明らかにした。同首相は同日夜のテレビ演説の中で、「イラク攻撃は正当で、合法的であり、豪州の国益につながる」と説明している。ハワード首相は20日の議会で、豪国防軍が対イラク軍事攻撃を開始したことを明らかにした。国営放送ABCなどが報じた。
この後開いた記者会見で同首相は「軍事面、安全面の問題で、詳しいことは語れない」とした上で、パウエル米国務長官からの電話を受け、豪国防軍が軍事攻撃とその支援活動を開始したことを知らされたとしている。
同首相によると、戦闘には特殊部隊のほか戦闘機FA18ホーネットも加わっているという。
■「人間の盾」いまだイラクに
空爆に先立ち、外務貿易省は同日朝、これまでイラク国内にとどまっていたとされる50人の豪州人のうち30人余りが国外に脱出したことを確認したと発表した。
これによると、イラク国内に残る16人のうち7人が「人間の盾」で5人が報道関係者、4人が現地に住んでいる人々という。
同省は、戦争が始まれば政府が救援活動を行うことは非常に難しくなるとして、これらの人々に対し、繰り返し国外退避を呼び掛けていた。
■首相演説
ハワード首相は同日午後7時半から放映されたテレビ演説で、イラク攻撃の正当性を訴えた。
同首相は、イラクが保有している大量破壊兵器が他国に流出し、さらにテロリストの手に渡ることで、国際的なテロ活動が助長される恐れがあると指摘。2001年9月の米同時多発テロ以降、「西欧諸国の一員」である豪州もテロの対象になっているとして、フセイン大統領を排除することは、豪州の長期的な安全保障につながり、ひいては世界の安全を保つことになると語った。
■地元日本企業の対応
サウジアラビアを中心に中東向け輸出が多いトヨタ・オーストラリアでは「船による出荷は月2回。戦争がどれだけ長期化するかによって影響度が変わってくる」としている。1週間程度なら問題ないが、1カ月に及べば影響が出てくる見込みという。
日本通運オーストラリアでは、政府当局の指示を受け、昨年11月から顧客に対し、◇荷受けしてから7日間留め置きをすること◇荷物の中身のチェックをすること、の2つを通達している。テロ対策で安全面の強化が図られているためだ。
同社では「イラク攻撃開始でさらに規制が厳しくなることが考えられるが、はっきりしたことは今のところ分からない」とコメントしている。
■既にツアーキャンセルも
日本の外務省は同日発表した海外渡航情報(広域情報)の中で、対イラク軍事攻撃に参加している米、英、豪のほか、中東や東南アジアでテロ攻撃が懸念されるとしている。
ジャルパックの広報担当者はNNAの取材に対し、18日の時点で既に4月の豪州向けツアーで150人ほどのキャンセルが出ているとコメント。
これを受け、シドニー市内の日本人観光客向けのある免税店では来週から、営業時間を2時間ほど短縮して対応する計画という。▼全記事タイトル一覧→[http://nna.asia.ne.jp/free/bm/](NNA)
米英軍、地上戦を開始=イラク大統領狙い空爆継続−国境の町を占領か
【クウェート市20日時事】対イラク攻撃に踏み切った米英軍は20日夕(日本時間21日未明)、クウェートに駐留している地上部隊が国境を越えてイラク領内に入り、進撃を開始した。地上戦開始に合わせる形で、首都バグダッドへの爆撃も継続し、フセイン政権を屈服させる空陸同時作戦に乗り出した。
米海兵隊第一遠征軍がこの日、猛烈な砲撃の援護の下、イラク領内に橋頭堡(きょうとうほ)を確保。さらに、戦車部隊を伴う米陸軍第三歩兵師団所属の1000人がイラク領内約1.5キロの地点まで進撃した。作戦には英軍部隊も参加している。
クウェート国営通信は、部隊は最初の攻略目標であるイラク南部の要衝バスラに通じる国境の町ウムカスルを占領したと伝えたが、イラク側は陥落情報を否定。また、地上部隊進撃に際して、多数のイラク兵が投降したとの情報もある。
一方、米軍は20日早朝に続き、同日夕にもバグダッドを巡航ミサイルで攻撃。市中心部の大統領関連施設や大統領警護隊本部、フセイン大統領の私邸などが目標となり、巨大な火柱と黒煙が複数、立ち上った。米軍はフセイン大統領殺害を狙うピンポイントの限定空爆ながら、目標に集中的な攻撃を加えた。 (時事通信)
<米英イラク戦争>イラク南部の都市制圧 大統領宮殿など空爆
イラク攻撃を進める米軍は20日午後9時(日本時間21日午前3時)すぎ、首都バグダッド中心部の大統領宮殿や共和国防衛隊の施設など重要拠点数カ所を巡航ミサイルのトマホークなどで爆撃、一部施設が炎上し、大統領宮殿付近から黒煙が上がった。
ロイター通信によると、イラク領内に侵入していた米軍地上部隊は同日夜、クウェート国境近くの港湾都市ウムカスルを制圧。開戦後初めて、米軍がイラク国土の一部を占領した。
英軍の陸上部隊も攻撃に初めて参加。クウェート駐留の米第一海兵遠征軍もイラク国境沿いの非武装地帯を越え、イラク領内に侵攻した。
フセイン大統領らイラク政府幹部を狙った限定攻撃で軍事作戦を開始した米軍は、圧倒的な航空、陸上兵力を動員した本格攻撃に踏み切った。
イラク国営テレビは同日夜、臨時ニュースを放送。フセイン大統領の夫人や娘の居宅が爆撃されたと伝えたが、大統領らは無事だと報じた。
また、イラクのテレビは20日の戦闘で、イラク軍兵士4人が死亡したと伝えた。
20日夜の空爆は、同日未明に行われたフセイン大統領らイラク指導部に対する限定爆撃に続くものだが、バグダッドに対する初の本格的な空爆。米軍は今後、クウェートからの地上部隊侵入に合わせ、航空兵力を使った攻撃を強化するとみられる。
イラク軍は対空砲火で応戦、バグダッド中心部では大きな爆発音が響きわたり、夜空にはせん光が走った。外務省などの政府施設が被弾したとの情報もある。
イラク南部でもペルシャ湾などに展開中の米空母艦載機などが空爆を再開、空母キティホークでは爆撃に向かうFA18戦闘機が発着を繰り返したほか、空母セオドア・ルーズベルトからもF14戦闘機などが出撃した。
しかし米国防総省当局者は、これらの作戦は、ラムズフェルド国防長官が予告した大規模攻撃の開始を意味するものではないと指摘。CNNテレビによると、米英軍が大規模攻撃を開始するのは数日後となる見通し。(アンマン共同)(毎日新聞)
<米英イラク戦争>英軍が本格的に戦闘参加、イラク南部に侵入
英海兵隊に従軍する英メディアの代表取材報告によると、クウェート北部の英海兵隊数百人が20日夜(日本時間21日未明)、イラク南部に空と海から侵入した。英軍がイラク攻撃に本格的に参加したことが確認されたのはこれが初めて。
ブレア首相は、これを受けて同日午後10時(同午前7時)からラジオ、テレビを通じ、英軍の戦闘参加を国民に告げる演説をする。
英PA通信が湾岸地域からの報道として伝えたところによると、作戦は米地上部隊と合同で行われたもようで、両国軍はイラク南部の大都市バスラの南に隣接するウムカスルを制圧した。
英メディアの従軍報告によると、海兵隊の水陸両用部隊は、ペルシャ湾の最深部にあるファオ半島とシャトルアラブ川が交わるイラン国境近くのレッドビーチと呼ばれる海岸に上陸作戦を実施。海上の海軍艦船からの支援を受けながら水中の機雷と陸上の地雷を処理しながら部隊を進めた。
従軍報告によると、海兵隊が制圧した地域には、英陸軍の第7機甲師団および第16航空強襲旅団が進出する予定という。(ロンドン共同)(毎日新聞)
スカッドは5発発射 英で報道
【ロンドン20日共同】クウェート北部の英従軍代表取材記者は20日、クウェート北部を攻撃したイラク軍スカッド・ミサイルは計5発発射され、うち4発がクウェート領内に着弾、1発は米軍のパトリオット・ミサイルが迎撃して撃ち落としたと伝えた。(共同通信)
<米英イラク戦争>油田3、4カ所炎上 イラク軍が放火か
ラムズフェルド米国防長官は20日、イラク南部の3、4カ所の油田が炎上していることを明らかにした。イラク軍が「焦土作戦」として油田に火を放った可能性もある。また米軍はクウェートに展開する部隊に戦闘態勢に入るよう命じたとされ、イラクへの地上侵攻と本格空爆が近いとの見方が強まっている。(毎日新聞)
<米英イラク戦争>米空母キティホークの艦載機が空爆開始
米当局者は20日夜、米空母キティホークの艦載機がイラク領内への空爆を開始したと明らかにした。今回の開戦後、事実上、第2波の空爆の可能性がある。(毎日新聞)
CIAはフセイン大統領の所在をつかんでいた=米紙
[ワシントン 20日 ロイター] 米国がイラク攻撃を開始する数時間前、米中央情報局(CIA)がフセイン・イラク大統領の所在をつかんだことをブッシュ大統領に報告していたことが分かった。20日付のワシントン・ポスト紙が報じた。
ある政府高官が同紙に明らかにしたもので、フセイン大統領らイラク政府指導部を標的とする上でまたとない機会だったという。
同紙によると、テネットCIA長官は19日午後4時(日本時間20日午前6時)の会議で、フセイン大統領がバグダッド南部の私邸で最高幹部と会談し、数時間はそこにとどまるとする情報をブッシュ大統領に知らせた。
ブッシュ大統領は午後6時半に攻撃開始を指示。フセイン政権を一撃で倒すことに望みにかけ、最初のミサイル攻撃が実施されたとしている。(ロイター)
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-21.htm