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(回答先: 阿修羅のトップに則って 投稿者 kamenoko 日時 2006 年 5 月 30 日 00:12:16)
ラツィンガーの「神への問いかけ」に、おもわずコハネ黙示録の一節を連想しました
ちょっと話がずれるかもしれませんが、私はラツィンガーがビルケナウで語った「神への問いかけ」を最初スペイン語のTVで聞きそして次の記事を見ました。
http://www.elmundo.es/elmundo/2006/05/28/internacional/1148834778.html
Benedicto XVI en Auschwitz: '¿Por qué, Señor, permaneciste callado?'
アウシュヴィッツのベネディクト16世:「主よ、どうしてあなたは黙り続けておいでだったのですか?」
この5月29日付のエル・ムンドの記事には次のようにあります。
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"Sólo se puede guardar silencio, un silencio que es un grito hacia a Dios: ¿Por qué, Señor, permaneciste callado?, ¿cómo pudiste tolerar todo esto?", se preguntó Benedicto XVI en su discurso en italiano.
『沈黙を保つことだけが出来できます。次のような神への叫びである沈黙なのです。主よ、どうしてあなたは黙り続けておいでだったのですか? これらの全てをどのようにして見過ごすことがおできになったのですか?』ベネディクト16世はそのイタリア語での発言の中でこのように問いかけた。
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「沈黙」のわりには随分としゃべっている気がします。もちろん有名な「ユダヤ人迫害」の責任を「悪役」ヒトラーとナチスに押し付けて第2次大戦の真相を覆い隠す意図はミエミエですが、それにしても神さんに「なぜ止めてくれなかったのか」と聞くとは、何と大胆不敵な! (まあロンドンのシティに住む神さんじゃ、何を言ってもしょうがないですけどね。)
バチカンはヒトラーと手を結んでいたと同時に欧州のユダヤ人をパレスチナだけに送り込むシオニストの手伝いもしていました。何とまた臭いことを!と感心しました。
しかし私は同時に、ほんのちょっとだけ異なった印象も受けました。このラツィンガーの表現に、思わず新約聖書のヨハネ黙示録の一節を連想したキリスト教徒が多かったのではないか、と思われるからです。
黙示録第6章9〜11です。(国際ギデオン協会訳)
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9:子羊が第五の封印を解いた時、神の言(ことば)のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。
10:彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたはさばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の復讐をなさらないのですか。」
11:すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間(しもべなかま)や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。
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黙示録ではこの後で大きな自然災害と戦争による地上の破壊と再編成が描かれます。もちろん私はこの寓意に満ちた書物の言葉を一つ一つ現実に当てはめるような愚かなマネはしませんが、TVで同様のアナウンスを聞きこの記事を読んだときに、何となくですが、不吉な気分に襲われました。ラツィンガーが明らかにこの書物の箇所を意識しているのではないのか、と感じたからです。
勘ぐり過ぎかもしれませんが、どうもヤツの言動があまりにも芝居がかっているので。