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ミロセビッチ《暗殺》:英西各紙「誤った薬物服用」を一斉報道
毒物学者の血液分析によって、スロボダン・ミロセビッチが「意図的に」死をもたらした薬物を投与されていたことが明らかになっています。3月14日付の英国とスペインの各新聞は大騒ぎです。
この薬物については以下の阿修羅投稿
http://asyura2.com/0601/war79/msg/365.html
投稿者 white 日時 2006 年 3 月 14 日 09:29:00
ミロシェビッチ元ユーゴ大統領の血液から薬効を打ち消す薬物検出=オランダ毒物学者 [ライブドア・ニュース]
にあることとほぼ同様なのですが、
英国タイムズによると、
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,13509-2084520,00.html
Did Milosevic take illicit drug in high-risk plot to beat justice?
血液検査をしたオランダ人の薬物学者Donald Ugesが『私は彼が自殺のためにこの薬(リファンプシン)を飲んだとは思わない。モスクワに行きたかっただけなのだ。私はこれが彼にとってハーグから逃げ出す最後のチャンスだったと思う。私は殺人では無いと確信する。』と語っています。
ということで、完全に馬脚を現したわけです。監獄の中で囚人が処方されていない薬物をどうやって手に入れる?
3月5日にはミラン・バビッチが死亡して詳細が明らかにされないまま「自殺」とされたばかり。
(参照)
http://asyura2.com/0601/war79/msg/342.html
投稿者 white 日時 2006 年 3 月 13 日 09:53:48
ハーグの不気味な連続死 [暗いニュースリンク]
もしバビッチが「自殺」なら、ミロセビッチに対する薬物などの管理は厳重にされていたはずで、9・11や3・11、7・7と同様に「警備当局の手抜かり」だったといういこと??
他の新聞をご紹介しましょう。英国BBCです。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/4801626.stm
Milosevic jail under scrutiny
Claims by the late Slobodan Milosevic that he was being poisoned in his prison cell have thrown the spotlight on the Hague war crimes tribunal's jail.
これには1998年の6月に元ユーゴ軍士官のSlovko Dokmanovicが「首吊り自殺」した件も書かれています。さらにミロセビッチに関しては、すでに2004年の段階で「予期せぬ物質」が血液から検出されており、処方されていない薬物をミロセビッチが「心臓病を悪化させるために???」「他の方法で手に入れて???」「自分自身で???」摂取していた可能性が書かれています。
スペイン紙では以下の通りです。まずネット新聞IBLNEWSですが、
http://iblnews.com/story.php?id=11263
Milosevic tomó fármacos equivocados, según un toxicólogo
《毒物学者によると、ミロセビッチは誤った薬物を服用していた》
これには、ミロセビッチが死亡の直前に弁護士に「毒殺される」と訴えて助けを求めていたことが書かれ、英紙のように「ハーグから逃げるために」とは全く書かれていません。
次はエル・ペリオディコですが、
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=287740&idseccio_PK=7&h=060314
Milosevic ingirió un medicamento que le pudo conducir a la muerte
《ミロセビッチは死に導く可能性のある薬物を服用していた》
これには刑務所で処方されていない薬物が血液から発見されたことと同時に、小見出しで、ミロセビッチが弁護士に毒殺の可能性を訴えていたことが書かれています。また記事中には先ほどのタイム紙と同じくDonald Ugesの話が書かれています。そして次のように続けます。
『ロシア外務省によると、死亡する前日の金曜日にミロセビッチはモスクワに自筆の手紙を送り、オランダの医者による「不適切な」治療を受けているという不満を述べ、新たな助けを求めていた、ということである。』
エル・パイス紙は次のように報道しています。
http://www.elpais.es/articulo/elpporint/20060314elpepiint_2/Tes/internacional/tribunal/investiga/quien/suministro/prision/Milosevic/farmacos/recetados
El tribunal investiga quién suministró en prisión a Milosevic fármacos no recetados
《裁判所は、誰が刑務所内でミロセビッチに処方箋の無い薬物を与えていたのか調査する》
同様にオランダ人の毒物学者Donald Ugesによる「ハーグ逃れ」の話も書かれていますが、エル・パイスは次のような3つの点をあげています。
『ミロセビッチは高血圧の治療を無駄にするような結核用の薬品を服用していた。
あるオランダの毒物学者が、薬物の知識のある何者かが裁判所の背後で動いていたに違いないと示唆した。
国際刑事裁判所のある検事は、ミロセビッチがハーグでの裁判を失敗させるために自分の病気を利用していたと信じている。』
どうやらこの新聞は、ミロセビッチが「裁判逃れ」のために誰かを使って病気を悪化させる薬物を手に入れていた、という線を押したい様子です。