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(回答先: フセイン弁護団の声明、裁判長解任を求めボイコット宣言 [イラク情勢ニュース] 投稿者 white 日時 2006 年 2 月 03 日 10:32:02)
フセイン元大統領の出廷拒否と茶番劇的な裁判【CRI】
http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/02/02/1@56458.htm
2006-02-02 14:23:49 cri
イラク高等裁判所は2月1日、フセイン元大統領に対する裁判を再開しました。フセイン元大統領と元政府高官7名が1982年のドゥジャイル村民140人の虐殺事件に関与した罪が問われています。しかし、フセイン元大統領とその弁護団は今回の出廷を拒否しました。これは去年12月7日フセイン元大統領の出廷拒否に続く二回目の欠席裁判でした。
当日の裁判には、被告3人と法廷に指定された弁護士が出席しましたが、フセイン元大統領ら4人の被告は姿を現しませんでした。訴訟側の首席検察官はすべての被告を法廷に連れてくるよう求めましたが、ラウフ・アブドルラフマン裁判長は、裁判がフセイン被告ら5人とその弁護団の欠席状態で進められ、検察官の要求は次回に考えるという決定を下しました。法廷は何人かの証人の証言を聴取しましたが、指定された弁護士は実質的な質問を出しませんでした。
2月1日の裁判が始まる数時間前に、フセイン元大統領と弁護団は「アブドルラフマン裁判長は被告に強い敵意を持っているから、他の人に替えなければならない」という声明を発表しました。また、フセイン元大統領のハリル・アルドレイミ首席弁護士は、「裁判は安全保障を提供できる国に移さなければ、弁護団はそれに出席しない」との意志も表しました。
世論は「フセイン元大統領に対するいわゆる『世紀的な裁判』の公正さと合法さが最初から問われている。フセイン元大統領とその弁護団の出廷拒否は新しい裁判長への不満を示すものであり、裁判を引き伸ばす行為でもある」としています。
まず、新しい裁判長ラウーフ・アブドルラフマン氏はクルド人で、フセイン元政権は1988年、イラク北部のクルド人住民凡そ5000人を化学兵器によって殺害したと提訴されています。また、ラウーフ・アブドルラフマン氏はフセイン元政権によって、二回も投獄され、虐待を受けました。このような背景を持つアブドルラフマン裁判長が公正な裁判を行うかどうかは問われるものです。
また、裁判長の強い態度から、アメリカやイラク当局が法廷に与える影響が見えるから、裁判の公正さは再び問われています。前任のアミン裁判長はフセイン元大統領に弱いと指摘されましたが、辞任した時、「裁判を早め、フセイン元大統領に強い態度を取るようとシーア派主導の政府の圧力を受けており、辞任は政府の圧力に耐えられない結果だ」と同僚に原因を漏らしました。
第三に、フセイン元大統領は簡単に頭を下げる人ではなく、法廷での態度から見ると、彼が裁判をなるべく引き伸ばすことは明らかなものです。去る26日、アルドレイミ首席弁護士は「フセイン元大統領はブッシュ大統領とブレア首相に対して、戦争罪を提訴するつもりだ」と発表しました。
専門家は「アメリカとイラク当局が早めにフセイン元大統領の罪を裁く立場は変わっておらず、今回も譲る可能性がなく、裁判長と裁判地を変えるという被告側の要求を満足させないに違いない。一方、フセイン元大統領ら被告側が欠席裁判の結果が説得力に弱いと知っているから、出廷拒否の態度は更に強くなるだろう。そのため、裁判は益々混乱になり、どんな結果が出ても、このいわゆる『世紀的な裁判』は茶番劇的な結果に終わるに違いない」としています。