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(回答先: ボリビア:コカ葉農民がエボ・モラレス次期大統領の政治拠点 【毎日】 投稿者 どさんこ 日時 2006 年 1 月 22 日 23:11:06)
【ティワナク(ボリビア西部)藤原章生】
22日に就任する南米ボリビアのモラレス次期大統領(46)をたたえる先住民の儀式が21日、ボリビア中部の世界遺産「ティワナク遺跡」で執り行われた。メキシコやエクアドル、アルゼンチン、米国など米大陸12カ国の先住民代表ら約1万人が集まり、ボリビア初の先住民大統領の誕生を祝った。
ティワナクはボリビアの中心都市ラパスから西約70キロのティティカカ湖に近い標高3844メートルの高原にあり、インカ以前の紀元前1580年ごろから紀元1133年まで独自の文明があったとされる。「神のエネルギー」が降り立つという儀式で、モラレス氏は自身が属するアイマラ族の祈とう者の赤と黄を基調とした衣装などを授かった。
儀式を終え、石造の寺院に立ったモラレス氏は「私の大統領就任は世界の先住民の勝利だ。人々が一つになり、いまだに続く植民地状態と新自由主義経済を終わらせよう」と訴えた。
南米最貧国のボリビアの先住民は人口の60%を占めながら、スペイン植民地時代から土地と天然資源を奪われ、90年代まで政治から疎外されてきた。貧富の格差や差別は今も根深い。
モラレス次期大統領は国内の富裕層らに対して「我々はあなた方、ボリビアの中間層や知識人を誇りに思う。だから、あなた方も我々先住民を誇りに思ってほしい」と和解を呼びかけた。
さらに、ボリビアで処刑されたキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラと18世紀の先住民の英雄トゥパク・カタリの名を挙げ、「彼らの夢を実現するため、先進国が貧困や惨めさを放置するような世界を変えていこう」と締めくくった。
毎日新聞 2006年1月22日 17時43分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060123k0000m030022000c.html
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