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(回答先: 翻訳ご苦労様です。成る程、酸化鉄とアルミニウムについて述べてありますね。「金属の燃焼」につき参考になる実話を紹介します。 投稿者 新世紀人 日時 2006 年 1 月 15 日 12:59:33)
人間は、悪意が無い場合でも、面白おかしく虚構を語るものです。それを「茶飲み話」ともうします。
その「先輩」が悪意を持って(つまり虚構を信じさせて何かの利益を得ようとして)、ガソリンで残骸を出さずに飛行機が燃えきったなどという明白な虚偽を語ったわけではなく、おそらく話を面白おかしく誇張して会話の場を盛り上げようとしていたのだと思います。人間同士の通常の会話ではよく有る話で、どこかのご隠居さん同士が隠居部屋でコタツに入ってお茶をすすり猫の頭でもなでながらする会話なら、「ああ、そうか。そりゃ面白かったな。」程度で済ませておけばそれで丸く収まることです。正確なことを言って角を立てる必要も無いでしょう。
ただ、9・11のような、それだけで(公式発表で)3000人が亡くなり、アフガニスタンとイラクで無数の人が殺されることの出発点となったような事柄を、「茶飲み話」レベルの認識で捉えるべきではないでしょう。
残念ながらどこの国民でもその多くが、「茶飲み話」のレベルでしか物事を理解できる能力を持たされていないようで、ブッシュ政権が作り各国政府と明らかに悪意を持った(つまり虚構を信じさせることによって何かの利益を得ようとする、あるいは身の安全を保とうとする)卑劣な知識人(それが虚構であると見抜ける能力を持つ人間)どもが作り上げた神話を、いとも簡単に信じ込んでしまいます。
このように『虚構を信じさせることによって何かの利益を得ようとする、あるいは身の安全を保とうとする』人間を「言論詐欺師」と言います。
「言論詐欺師」のダマシにニベもなく引っかかるような人間を少しでも減らし、多くの人が真実を知ることができるように、阿修羅のようなサイトがあるのだと思っています。このようなサイトは「言論詐欺師」の詐欺の手口を見破るためにあるものであり、詐欺に引っかかる場であってはなりません。
いわゆる「カモ」は、たとえ個々人に悪意は無くても、それが集団になると巨大な悪意を発揮します。最初から悪意を持つ者たちはそのような「カモ」を作って利用しようとするわけです。このような経緯で日本が日中戦争から太平洋戦争に突入したのです。
なお、私の上の投稿は「翻訳」ではなく「要約」です。
またご参考までに申し上げておきますが、中学の理科の教科書に書いてあるレベルの話なのですが、空気中で(つまり酸素が多量に存在する場で)金属が燃焼した場合、その金属の酸化物が生じ、これは固体であって必ず「残骸」が残ります。ただし、鉄などの金属の塊が(微細な粉末などではなく)芯まで燃焼して総て酸化物になることはありえません。通常は表面に酸化物の膜を作ってそれ以上の酸化を防いでしまいます。製鉄所で1500℃以上で熔けている、あるいは800℃〜1000℃くらいで灼熱している鉄が、酸化粒となってボロボロに崩れるようなことはありえないのです。そんなことが起こるようなら製鉄産業は成り立ちません。アルミニウムはもう少し低い温度で溶解しますが、薄っぺらいホイル状にでもなっていない限り、これもその塊が酸化物になって「燃え尽きる」ことはありえないのです。まして狭い空間で酸素不足の状態が引きお壊れた中で「飛行機が燃える」などということは100%起こりえないことです。
言論詐欺師に引っかかってカモ状態でお過ごしにならないようにしてください。ましてそのカモ状態を他人に伝染させるような発言はお控えください。