★阿修羅♪ > 戦争77 > 450.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 731部隊隊長の「日記」初公開(TBS) 石井四郎隊長の直筆日記 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2006 年 1 月 10 日 01:30:22)
該当記事が即クレームでもついて削除されたのかと思ったが、そうではなかった。
TBSの該当記事は
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3199696.html
では開けない。
http://news.tbs.co.jp/20060109/headline/tbs_headline3199696.html
なら該当記事に到達できる。
「北かばさん」さんが
Re: 731部隊隊長の「日記」初公開(TBS) 石井四郎隊長の直筆日記::::今もなお、、
http://www.asyura2.com/0601/war77/msg/449.html
というレスをつけ、731部隊の残党→ミドリ十字設立→安部および厚生省と結託し「薬害エイズ」を惹起→三菱ファーマシーと改名、という系譜をあげている。
現代にまでおよぶこの黒い系譜の他に、忘れてはいけないものがもう一つある。犯人だとされ死刑判決を受けたが、その後刑は執行されず(というより執行できず)獄中で天寿を全うされた平沢貞道さん。そう、有名な帝銀事件の犯人と目された、あの平沢貞道さんこそ、忘れてはならないもう重要事の主人公なのだ。
松本清張『日本の黒い霧』の下巻―(8)帝銀事件―
その冒頭は次の記述で始まっている。
帝銀事件の犯人は、最高裁の判決によって平沢貞道に決定した。もはや今日では、いかなる法律手続きによっても彼の無罪を証明することは不可能である。言い換えれば、法務大臣の捺印があれば、いつでも彼は絞首台に上がる運命にある(もっとも再審請求が弁護人側から出されているが、必ずしも刑の執行を拘束しない)。
詳しくは文春文庫に収録されているのでそれに譲るとして、
結論として清張氏は―@平沢貞道氏は無実であるA真犯人は毒物の取り扱いに慣れた731部隊関係者の可能性が大である―としている。
しかし731部隊関係者を追いかけている捜査の線は途中で突然断ち切られた。部隊長だった石井四郎元少将とアメリカ軍との取り引きを、清張氏はその理由に挙げている。
つまり部隊長だった石井四郎が戦犯容疑をまぬがれるため、731部隊の人体実験資料をアメリカ軍に提供する、という取り引きである。
結果として、当日犯人が使った名刺の線につながる人物のなかから平沢貞道氏が容疑者として浮かび、毒物の取り扱いにはまったく素人のテンペラ画家であるにもかかわらず、厳しい追及によって真犯人とされてしまう。
清張氏の「日本の黒い霧」では@青酸系の毒物が素人では容易に手に入れられないA致死にいたるまでの時間等、犯人は使用された青酸系毒物の特性を熟知している―などをあげて論証をすすめている。
最後に帝銀事件に限らず、アメリカ占領軍施政下のこの時期、占領軍の関係した謀略事件が頻発した。こうしたヤミの世界をニセ右翼の児玉誉士夫と結託して軍の隠匿物資を資金源にのし上がった男が、中曽根康弘元首相である。
この男を長らく党の顧問格として重用してきた自民党に国の将来を語る資格など全くない。これ以上続けていると怒り心頭に発してシャロン的発作に襲われる危険もなきにしもあらず。このくらいにしておこう。