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(回答先: イスラエル:シャロン首相重体 ハマス幹部、攻撃激化を懸念(毎日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 1 月 06 日 18:16:01)
毎日新聞からhttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060106k0000e030032000c.htmlより引用
パレスチナ:シャロン重体 和平の行方に懐疑的
【エルサレム樋口直樹】イスラエルのシャロン首相の職務復帰が絶望視される中、交渉相手となるべきパレスチナ側は行き詰まったままの和平の行方に懐疑的だ。01年3月のシャロン政権発足以来、イスラエル軍と壮絶な戦いを繰り広げてきた武装勢力の敵意は薄らいでいない。
パレスチナ自治政府のシャース副首相は5日、「シャロン首相が病に倒れても、イスラエルで総選挙が行われるまで現状は変わらないだろう」と語った。自治政府に対し「武装組織の解体なくして和平の進展はあり得ない」との強硬姿勢をとってきた首相が交代したとしても、政権が代わらない限り和平の行方は暗い、というわけだ。
昨年夏に占領地ガザ地区からの撤退を敢行し、右派リクードと決別して中道系新党カディマを設立した首相は、「タカ派」色を潜め、米欧諸国から和平実現の担い手として注目を浴びた。
だが、パレスチナ側の見方は異なる。ガザ撤退は、よりうまみのある別の占領地・ヨルダン川西岸を維持するための方便だと主張する。
今後は首相の腹心オルメルト首相代行が、3月末の総選挙まで現政権のかじを取ることになる。和平実現を唱えつつも、治安重視の一方的なパレスチナ分離政策をとるカディマ中心の現政権に対し、和平交渉の早期再開を求める自治政府は期待を抱いていない。
また、イスラエルへの自爆テロなどを繰り返すイスラム原理主義組織イスラム聖戦の幹部は5日、シャロン首相を「パレスチナ人の虐殺に関与してきた暴君」と呼び、「地獄へ行かなければならない」と決め付けた。
毎日新聞 2006年1月6日 10時30分 (最終更新時間 1月6日 10時50分)