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毎日新聞からhttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/archive/news/2006/01/06/20060106dde007030076000c.htmlより引用
イスラエル:シャロン首相重体 ハマス幹部、攻撃激化を懸念
【ダマスカス高橋宗男】パレスチナのイスラム過激派組織ハマスの政治部門指導者、ハリド・メシャール氏は5日、シリアで毎日新聞と会見した。重体に陥ったシャロン・イスラエル首相を「幾多のパレスチナ人虐殺に関与した殺人鬼」と断罪する一方、同首相不在の政治空白によりイスラエル政界の権力闘争が激化し、パレスチナに対する攻撃が強まる可能性があると警戒感を示した。
メシャール氏は「パレスチナ人の大量殺人のみならず、(ハマスの精神的リーダーだった)ヤシン師をはじめ多くの指導者の暗殺に関与してきた」と首相を糾弾。「首相は(入植地での)分離壁の建設や入植地の拡大を進めた上、自治政府の権威を事実上認めていなかった」と述べた。
また、事実上の政治空白を受け、イスラエルの右派リクードによる権力闘争が起きると予想し、「パレスチナへの政治的、軍事的圧力が強化される恐れがある」とした。
一方、今月25日に実施予定のパレスチナ評議会選挙について、「予想される首相の死を選挙延期の口実としたがっている勢力がいる」と指摘し、世代交代をめぐり内紛を抱えるパレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハをけん制した。
毎日新聞 2006年1月6日 東京夕刊