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(回答先: 必修逃れ、文科省は4年前に把握…研究会の報告受け(読売新聞)【文科省、地方教委、学校現場三位一体での必修逃れ】 投稿者 gataro 日時 2006 年 11 月 10 日 09:37:57)
http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=114606 から転載。
11月9日(木) 「県教委のお粗末さ」
「おれはお前たちを信頼しているから、調べるつもりはない。疑いをかけられる行動がないようにしろ」。高校の部活動で、喫煙を疑われた部員を前に、顧問の部長さんらがこんな説教をすることがある。
▽これと似たことを和歌山県教委がやっていたらしい。高校の必修科目の履修漏れ問題で、文部科学省から調査をするように通知されていたのに、県教委が特段の調査もせず「該当なし」と回答していたことが明るみに出た(本紙7日付)。
▽その理由が振るっている。毎年、教育課程表の提出を各学校に求め、適切なカリキュラム(教育計画)が組まれているか、必修科目に漏れがないか確認してきたからだという。学校を「信頼」していたからだそうだ。
▽お粗末な話である。何がお粗末か。教育現場経験者が多いはずの教委スタッフに、危機感が全くなかったということである。書面上適切なカリキュラムを組んでいても、校長が科目の振り替えをやろうと思えば簡単だ。現に多くの高校がそれをやったツケがきて、大騒ぎになっている。
▽意地悪く見れば、県教委はどこかで履修漏れがあるのを恐れて「信頼」の名の下に「知らぬ顔の半兵衛」を決め込もうとしたのではないかと勘繰りたくなる。
▽新しいことを取り入れることの好きな県教委だ。新宮高校などで履修漏れがばれて慌てる前に、きっちりと調査をすべきだっただろう。これからのこともある。(香)