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(回答先: 【夕刊JanJan】必修漏れをうんだ高校間の過当競争 投稿者 white 日時 2006 年 10 月 27 日 17:43:59)
□必修科目の履修漏れ問題 案の定責任のたらい回し 安倍「再生委員会」無能ぶり露呈 [世相両断]
http://d.hatena.ne.jp/warabidani/20061027/p1
2006-10-27
■必修科目の履修漏れ問題 案の定責任のたらい回し 安倍「再生委員会」無能ぶり露呈
「これに対し、再生会議の義家弘介担当室長(再生会議のインチキぶりを象徴している人物です)は『教委事務局と委員会、組合がつながって改革が遅れる』と組織見直しの必要性を強調。」などとでたらめを言いやがって、再生会議のいい加減ぶりが早くも露呈した。教育委員会と日教組が仲がいいわけないだろう。アホか!
労働組合としてもはやまともに機能しているとは思えない日教組に責任を転嫁しようという姑息な発言である。
役人根性見たり再生委員会
責任を他人に向けたがるのは役人の本性であるから今更とやかく言っても始まらないが、中には見当違いな馬鹿記事もある。あまりにも内容がひどいのでここに晒す。
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10月26日(木) 「進学ぼけ高校」
http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=113781
「日本史を学べば世界史の要素も入っており世界史の履修につながる」などと、高校が本気で考えていたとしたら、学校の資格はない。
▽新聞、テレビで取り上げられている富山県立高岡南高校は、3年生全員が卒業できないかもしれないというピンチを迎えている。この学校では理系の生徒を中心に、受験に不用な授業を受けることに不満が出ていたそうだ。これは受験生心理からいえば分からないことはない。だが、情けないのは学校の対応だ。
▽高校の学習指導要領では、必修の世界史に加え、日本史か地理のどちらかを教えなければならない。それを1科目だけにした。必修科目を節約して、受験に必要な科目の時間をひねり出したのである。こういうのを進学ぼけ高校という。
▽驚いたことに、履修上は2科目教えたことにしようとしたらしい。事実ならひどい話。はっきりいって捏造(ねつぞう)だ。受験生の要望に安易に応え、教育の本質を忘れた学校の姿がある。
▽「あってはならないこと」と県教委は言っていたが、事が起こるとどこででも聞かれる言葉だ。「あってはならないこと」が実は、富山県の高校だけでなく、各地で「ある」ということはないのだろうか。
▽小欄でこの件を取り上げたのは、それを心配するからである。これを他山の石として、進学ぼけで「教育」を忘れた高校に、喝を食らわす教委があれば拍手を送りたい。(香)
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これのどこがひどいんだ? 良いこと言っているではないか、と思われた人は甘い。
ひどいのは「進学ぼけ」などと称して責任が全て高校サイドにあると思いこんでいる軽薄ぶりにあるのである。田舎の進学高校をここまで追い込んでしまった背景についてあまりにも無知な記事なので呆れているのである。
今回の馬鹿騒ぎが都会の高校で該当しないのは、生徒が学校なんか当てにしないで予備校に行くから、学校は何の「工夫?」もいらない。大学受験の負荷は田舎も都会も同じである。
さあ、どうすればいいんだ。
現状でも田舎にはまともな大学が少なく、田舎の受験生は大学選択でもハンディキャップを負わされているが、(まともな)予備校が存在しないため受験勉強そのものでも深刻なハンディが課せられているのである。
20年以上前に大学受験した人や、大学受験と縁のなかった人には何のことかわからないだろうが、現在の受験体制ではまともな大学に行こうと思ったら予備校通いするしかないのである。
昨今も受験制度は受験生の実情を無視し、御用学者の空理空論と私立学校及び教育産業のの営業上の観点で作られており、受験生と家族には莫大な負担が課せられている。
都会の受験生は幸せかというと、実際はそんなこともなく、予備校に通うことが絶対条件とされ、通学に対する負担と法外な金銭負担を強いられているのである。
予備校の先生に対して明らかに受験指導能力に落ちる学校の先生とはいえタダで予備校の代行をしてくれる田舎の進学校は経済的負担面では救われているのである。
公立高校を予備校化しなければならないという社会矛盾が存在する事実を無視して、いい加減な記事は書くべきではないだろう。
現実のひどい受験制度には手を付けようともせず、「学校間で競争させよう」「実績で給料評価しよう」などと間抜けな議論をしている再生委員会の実態こそ国民は知るべきなのである。
<履修不足>都道府県教委の管理上の落ち度重視 文科相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061026-00000133-mai-pol
伊吹文明文科相は26日の参院文教科学委員会で、相次ぎ発覚する高校の履修不足問題について「教育委員会により大きな問題がある」と、都道府県教委の管理上の落ち度を重視する考えを示した。いじめによる子どもの自殺問題でも教委の対応の遅れに批判が強く、教委のあり方が教育改革のテーマに浮上している。
伊吹文科相は履修不足を「教育課程(カリキュラム)の提出を受けた教委が見逃した」と指摘。教委は学校の設置者として教育課程を承認する立場にある。文科相発言は、授業の内容が学習指導要領に沿って行われるよう、教委が各校を指導すべきだとの認識を示したものだ。
政府の教育再生会議は来月8日の「学校再生」「規範意識・家族・地域社会再生」の両分科会で、いじめ問題を協議する。委員には「教委の対応が問題」との声もあり、教委のあり方もテーマとなる見通し。森喜朗元首相も26日の会合で「教委をどうするか考えるいいチャンス」と語った。
文科相の諮問機関、中央教育審議会は昨年10月の答申で、教委の機能強化や首長との連携強化を打ち出した。閣僚の中でも佐田玄一郎規制改革担当相が「教育委員長をトップに子どもの教育に専念する体制が必要」と教委の機能強化を訴え、政府の規制改革・民間開放推進会議の「市町村教委撤廃」路線を見直す考えを示している。
これに対し、再生会議の義家弘介担当室長は「教委事務局と委員会、組合がつながって改革が遅れる」と組織見直しの必要性を強調。民主党も学校運営を現場に任せる観点から教委廃止を唱えており、改革の方向性は定まっていない。
(参照)
高校必修逃れ、35都道県249校に拡大
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000001-yom-soci&kz=soci
義家弘介
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%AE%B6%E5%BC%98%E4%BB%8B