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(回答先: 少数民族】[AML 9758] アイヌ民族自治州があったら・な 2006/10/03 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 10 月 04 日 19:38:45)
実現する方向に是非向かって行って欲しい。
アイヌの文化の底流にある、”共存”は、これからの私達人間が絶滅しないため、人類、動植物共存のため、一部の自分勝手な人々と戦うための 生活に根ざした思想や発想を与えてくれると思う。
昔には戻れないけれど、第一歩としての自治州をつくることはベストかどうかはわからないけれど、とてもいいことではないかと思う。
同じ先住民族として、ニュージーランドのマオリ族との交流はあるようだが、より協力しあい、マオリがどのような活動で、色々な権利を勝ち取ったか、などを参考にしたらよい と思う。
今、マオリの人々がなかなかよい、と思っているのがメディアを使うこと。
マオリTVといい、マオリの人々が持つテレビ局だ。
マオリの人々がつくり、働き、演じ、マオリ語でほとんど放送され、英語が字幕で出る番組が多い。彼らの雇用改善、自らの文化や考えを主張できることにより、自信を取り戻し、未来への夢を若いマオリに与えている、という。
他局やオーストラリアでは報道されないアボリジニーのことなども、ここでは報道されている。ここがもう少し発展すれば、アイヌの事も取り上げられるし、そうなれば 世界へのアピールの一歩になるかもしれない。
土地へのアイヌの主張をもっと政府に受け入れさせるためには、もちろん、法律問題が大きいけれど、一般民衆にもっとアイヌの存在を見てもらうことが大切だろうな。
教育にアイヌの文化や、歴史などがもっともっと取り入れられればいいのだけれど。
後は意識の高い、有名な漫画家などがいれば、アイヌを描く漫画などで、世間に知ってもらうのも 一つの手かな、と考えられます。
それにしても、”昔のアイヌに土地私有の発想はなかった。和人に出て行けというつもりはなく、共存していける”というような アイヌ人の主張を聞いて、マオリ族の主張をほぼ同じ と感じます。彼らも、マオリ以外は出て行けとはいいません。マオリの文化の基本である、土地と人間、自然との共存に共感して住んでいける人なら歓迎なのです。
問題は、パケハ(ヨーロッパ系ニュージーランド人)が、そういう生活を全く受けれる気がないからです。
日本人(和人)は、このアイヌの人々の考えに どう対応していくのか、とても興味があります。
ひとつ、アイヌと和人、マオリとパケハとの関係で違うのは、多くの和人は、アイヌと繋がっているのではないか、ということです。(人類発生まで遡らないですよ。そうなればすべての人間は繋がっていることになりますから)。縄文人はアイヌの祖先なのでしょうか。征夷大将軍によって北に追い詰められていった彼らは、アイヌと関係あるのでしょうか。
弥生人との混血が進み、今の日本人ができたとしたら。
こういう歴史と 実際の土地問題をからめてはいけないのですが、私達、和人と言われている人が、先祖はアイヌのような生活をしていた人々かもしれない、と思うことも、アイヌを身近に感じられる一つの要素となるかもしれません。