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(回答先: 『安倍氏ブレーン』どんな人?靖国、拉致、教育問題… (東京新聞) 投稿者 彗星 日時 2006 年 9 月 09 日 08:30:03)
【金子勝の天下の逆襲】 日刊ゲンダイ 2006年9月5日 掲載
「世襲の王国」生き残り条件は3代目
“領主様”に盾突くと、共謀罪で一網打尽
いま僕らはSFの世界に生きている。この封建領主国では将軍様選びの真っ最中だ。その候補者は全員、世襲議員。しかも、どの国民も、選挙なんてやらないうちから安倍晋三が次の将軍様(首相)になると知っている。まるで北朝鮮みたい。そう、この国のトップに生き残るには血筋が何より重要だ。それも2代目ではなく、3代目じゃなきゃいけない。それじゃ、3代目の小泉首相の後継は、やっぱ3代目の安倍晋三以外にないだろ。
いまや世界の中で、米国、日本、北朝鮮は「世襲の枢軸」を形成している。封建領主国の間では、民主主義の言論なんて信用できない。信用できるのは力(軍事力)だけとなる。だから、力が上の米国には何でもヘーコラと従う。が、力が弱い北朝鮮には威張りちらす。実は、この国が金王朝の北朝鮮が嫌いなのは近親憎悪なのだ。将軍様になりたい安倍は、ここいら辺りをよく心得ていて、かの封建領主国の北朝鮮を叩いて人気を得た。しかし、なんでそんなに不安がるのだ。なにしろ北朝鮮の金正日はまだ2代目。格下だろ。
今の将軍・小泉首相はキャッチフレーズしかしゃべれず、すべて丸投げ、殿の「よきに計らえ」だったが、次期将軍様の安倍長官は、中身がないとはいえ、頑張って著書「美しい国へ」を出した。次期将軍様は、下々の者が「格差拡大」で苦しんでいるからと「再チャレンジ支援」なる計画も作った。しかし、「目黒のサンマ」じゃないが、殿様の安倍晋三は、一度、下々の所に下りた方がいい。フリーターや独居老人の暮らしぶりを自分の目で見てみることだ。でも、そもそも下々の生活を知らない彼に経済政策を期待すること自体が間違いなのかもしれない。
となると、次期将軍様はやっぱ「改憲」と「教育基本法改正」に夢中になるんだろう。みんな、気をつけろ。領主様に盾突くと「共謀罪」で捕まって、子供たちは北朝鮮と同じように「愛国教育」だ。なんてレトロなんだろう! だが、本当に心配なのは、それまでこの国が持つだろうかってことだ。よく言うじゃないか。オーナー企業は、どんな企業でも3代目のバカ社長になるとつぶれるって!
【金子勝・慶大教授】
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=28195
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