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(回答先: [紀子さまご出産]「皇室の男子ご誕生を喜びたい」|読売新聞・社説 投稿者 white 日時 2006 年 9 月 07 日 16:35:20)
□おめでとうございます男児ご誕生 [日経・社説]
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060906MS3M0600206092006.html
社説1 おめでとうございます男児ご誕生(9/7)
秋篠宮妃紀子さまが男のお子さまを出産された。心からお喜び申し上げ、これからの健やかな成長をお祈りしたい。
天皇、皇后両陛下の4人目の孫で秋篠宮家の第三子になる。秋篠宮さまの妹で昨年結婚した黒田清子さんから9人、女のお子さまが続いていた皇室にとって、41年ぶりの男児ご誕生だ。
皇位の継承、天皇・皇族の身分に関する法律である皇室典範は「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と皇位継承資格を限定しており、皇太子さま、秋篠宮さまの次の世代には、皇位を継承できる皇族が長らく不在だった。
昨日のご誕生に向けて国民の関心と期待の高まりようは、皇族として初めての帝王切開による出産だったため前もって日にちが分かっていたことが手伝ったにしても、相当なものだった。関心・期待の高まりの背景に、皇位継承の先行きを案ずる国民の気持ちがある、と見てとってもおかしくはないだろう。
46歳の皇太子さま、40歳の秋篠宮さまに次ぐ第三位の皇位継承順位に、誕生されたばかりの親王が入られたので、皇位継承の世代の空白はひとまず解消する。政府関係者の喜びの談話も、皇位継承を巡る安堵(あんど)感を色濃くにじませていた。
紀子さまのご懐妊が伝えられたときの小泉純一郎首相の、うれしさと驚きの交じった表情を思い出す。国会の委員会で質問する議員そっちのけで、小泉首相は、秘書官が差し出すメモに見入った。
その国会に小泉首相は、女性皇族に皇位継承を認める皇室典範改正案を提出する方針だったが、結局は見送った。当時の本紙の記事見出しには「強まる逆風/首相、慶事とらえ修正」とあり、首相は「政争の具にしないように慎重にしなければいけない」と語った。
典範改正を議論した有識者会議の報告書は「結び」の中でこう述べている。「検討に際しては、今後、皇室に男子がご誕生になることも含め、様々な状況を考慮したが、中長期的な制度の在り方として、ここで明らかにした結論が最善のものであると判断した」
現行の規定は「将来にわたって安定的な皇位の継承を可能にする制度」とはいえないとする報告書の結論は、うなずけるものだ。男子皇族が誕生された今は、皇位継承の問題が政争の具にされる恐れは薄らいだと考えられる。慶事を祝しつつ、改めて議論を重ねるべきだろう。
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