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(回答先: GHQ資金で反共工作〜旧日本軍幹部の「河辺機関」 [USFL/共同] 投稿者 white 日時 2006 年 8 月 29 日 00:48:24)
□旧軍幹部らで編成「河辺機関」 GHQ資金で反共工作 旧ソ連、北朝鮮潜入を計画 米公文書で判明 [西日本新聞/共同]
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20060813/20060813_002.shtml
旧軍幹部らで編成「河辺機関」 GHQ資金で反共工作 旧ソ連、北朝鮮潜入を計画 米公文書で判明
【ワシントン12日共同】太平洋戦争後に日本を統治した連合国軍総司令部(GHQ)が河辺虎四郎元陸軍中将(元参謀次長)=故人、以下同=ら旧軍幹部を中心に編成した反共工作組織「河辺機関」が、GHQの資金提供で日本国内の情報収集のほか旧ソ連と北朝鮮への工作員潜入を計画していたことが12日、機密指定を解除された米公文書で判明した。秘密工作は「タケマツ作戦」と名付けられていた。
「河辺機関」の存在は関係者の証言などで伝えられていたが、計画の詳細が米公文書で初めて確認された。河辺氏はじめ機関の主要メンバーは戦犯訴追を免れており、文書は冷戦に直面した米国が旧軍幹部の訴追よりも反共工作を優先させた軌跡を物語っている。
終戦時に参謀本部第2部長だった有末精三元中将に関する「個人情報データ」(59年9月15日付)によると、GHQ参謀2部(G2、情報)のトップ、ウィロビー少将は48年に日本側に情報機関の設置を求め「河辺機関」が設立された。河辺、有末両氏に加え、吉田茂首相のブレーンも務めた辰巳栄一元陸軍中将や最後の陸軍大臣、下村定元大将らが参加した。
49年5月20日の秘密メモによると、河辺氏らは48年9月以降、G2と反共工作について協議。河辺氏は「タケマツ作戦」を立案し、初期活動費に8万7000円を要求、当座の費用として3万7000円が支給された。当時の8万7000円は国家公務員(大卒)の初任給ベースで比較すると、現在の価値で約370万円に相当する。
「タケ」は海外情報収集活動、「マツ」は国内活動を意味した。河辺氏は北海道を拠点にした対ソ工作と、対馬などからの対北朝鮮工作を提唱。ウィロビー少将は北海道ルートを優先するよう指示したが、朝鮮半島への潜入計画も了承した。
河辺氏は(1)サハリン(樺太)残留日本人を使った情報収集(2)ソ連へのスパイ潜入(3)無線傍受―などを提案。G2は情報の共有やスパイ活動用物資の提供に同意した。実際に収集した情報については文書に明記されていないが、米側との提携は少なくとも48―52年にわたっており、一定の成果があったとみられる。
■具体的な成果は謎 昭和史に詳しい作家の半藤一利氏の話
戦後の情報機関の実態については、具体的にどれだけ動いたのか、どこまでの成果があったのかは謎だ。朝鮮戦争に向けて(旧日本軍幹部から)、現地の情報などを得るという点では米側の役に立ったのは間違いない。米側は初めから、利用できる者は利用しようとして、旧日本軍の情報畑の人間に誘いをかけた。甘い汁を吸わせれば、日本の幹部はどんどんついてくるということが分かっていたのではないか。(細菌兵器開発を進めた)731部隊(の幹部を免責して情報を手に入れたの)と一緒。徹底的に日本という国をばかにしている。
=2006/08/13付 西日本新聞朝刊=
2006年08月13日00時17分
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