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(回答先: イラク陸自 実弾装てん 【車列襲撃 発砲寸前だった】―「東京新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 7 月 19 日 09:04:35)
【関連】武力行使禁止 『綱渡り』裏付け
■解説
イラクに派遣された陸上自衛隊が銃に実弾を装てんし、発射態勢をとっていた事実は、イラクが極めて危険な地域であることを裏付けた。政府は自衛隊の海外派遣を恒常化させる考えだが、いずれ発砲に至る日を迎えるかもしれない。
宿営地に向けた迫撃弾・ロケット弾攻撃は合計十四回あり、四回はいずれも宿営地内に落下した。今回、実弾装てんが明らかになった車両襲撃事件も含め、犯人は捕まっておらず、自衛隊攻撃の意図はつかめないままだ。
これに対し、自衛隊がとった対応措置は、宿営地の防御態勢や移動時の警戒を強めることなどに限られた。
憲法上の制約から武器使用は正当防衛、緊急避難に限定され、米軍のように力でねじ伏せることができない代わりに、地元の人々から「親しまれる自衛隊」を演出したが、常に危険と背中合わせだった。
今年五月、日米で合意した米軍再編は、「国際安全保障環境の改善」を旗印に自衛隊を世界中の紛争地域に派遣することを規定している。海外活動は国連平和維持活動(PKO)、災害派遣などさまざまだが、米軍再編で想定しているのは米軍と連携すること。
だが、背伸びした海外活動は自衛隊に無理を強いることになり、隊員が被害者、もしくは加害者となる可能性は増すばかりだ。憲法で定めた武力行使の禁止を踏み越えかねない綱渡りの活動ともなる。
防衛庁は「隊員の安全確保」を理由にイラクで起きた自衛隊襲撃の詳細を明らかにしていない。イラクからの撤収が終了した以上、国民に戦地派遣の実態を説明し、海外派遣の是非を問う必要がある。 (社会部・半田滋)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060719/mng_____sya_____006.shtml
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