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(回答先: イラク居残り 空自の役割は【米と一体 下請け隊 任務限定されない】―「東京新聞」特報 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 7 月 19 日 09:01:02)
イラク陸自 実弾装てん
車列襲撃 発砲寸前だった
昨年六月、イラクに派遣されていた陸上自衛隊の車列近くで爆発があり、高機動車が破損した事件で、爆発直後、車列の隊員が銃に実弾を装てんし、戦闘態勢を整えていたことが分かった。発砲には至らなかったが、“戦地派遣”の危険な現実を示した。十四年に及ぶ自衛隊海外派遣の歴史で実弾装てんが判明したのは初めて。
この事件は昨年六月二十三日、前後を軽装甲機動車で警護された高機動車二台がサマワ市内を通過中、道路右側の遠隔操作爆弾が破裂した。高機動車一両のフロントガラスにひびが入り、ドアが破損した。
複数の防衛庁関係者によると、爆発直後に軽装甲機動車の警備隊員らが車載の五・五六ミリ機関銃を操作して弾倉から実弾を銃内に送り込み、発射態勢を整えた。同時に砂漠の中を逃走する人物を目撃したが、車列は方向転換して宿営地に戻った。
移動中だった隊員約二十人は武器を所持しており、何人が実弾を装てんしたのか判明していないが、犯人が銃などで襲撃していれば、撃ち合いになった可能性がある。当時、伝えられたより、はるかに緊迫した場面だった。
隊員は宿営地から外出する場合、小銃や拳銃を携行し、車両には機関銃を搭載した。いずれも実弾の入った弾倉を差し込んだ「半装てん」と呼ばれる状態で、このままでは発射できない。発射するには銃を操作して実弾を薬室に送り込む「装てん」の動作が必要になる。
隊員はイラク特措法によって正当防衛、緊急避難であれば、発砲することが認められる。しかし、実弾装てんは武器使用に直結するため、防衛庁は武器使用基準を定め、「緊急事態を除き、指揮官の命令がなければ行ってはならない」と制限していた。
この事件では指揮官に当たる群長は同行しておらず、関係者は「犯人は車列を待ち伏せ、遠隔操作で爆弾を破裂させている。危険が切迫しており、指揮官の命令がいらない緊急事態に当たる」という。
報告を受けた防衛庁は、隊員らの行動を「訓練通りの対応」として問題にしなかった。事件後の昨年十二月、政府は派遣延長を決定。派遣期間は、今月十七日に隊員全員がイラクからクウェートへ移動するまで二年半に及んだ。
<メモ>陸自車両襲撃事件
昨年6月23日、補修した道路の完工式に向かうため、隊員約20人が分乗した4台の車両がサマワ市内を通過中に、道路右側で爆弾が破裂した。遠隔操作に使用した装置が見つかっており、自衛隊車両を待ち伏せした疑いが強い。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060719/mng_____sya_____005.shtml
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