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(回答先: 長かった『戦地』隠密撤収 日の丸にペンキ―「東京新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 7 月 18 日 12:34:48)
裏口から突然姿消す その後、宿営地に盗賊
【サマワ=時事】イラク南部サマワから撤収する最後の組となった第十次イラク復興支援郡長の山中敏弘一等陸佐らは十六日夜、不測の事態を回避するために、宿営地北側の裏口からひそかに出発していたことが分かった。数十台の車列で出発し、地元住民に最後の別れを告げることなく突然、姿を消した。
(略)
陸自宿営地では同日午後、イラク陸軍に宿営地が引き継がれる予定だった。陸自側は引き渡しの象徴となる鍵の形をした記念品を手渡すことも計画していた。
しかし、イラク軍への引き渡しで、賃料や雇用の確保の面で不安を抱く地元有力部族長らの地権者が宿営地に続々と集結し、宿営地前に座り込んだ。このため、同軍の武装兵士約二百人が約八百b四方の宿営地を包囲する騒ぎとなった。
不穏な空気が流れる中、陸自隊員は同午後八時前、ゲートで警備に当たっていた雇用者に「今夜は警備の必要はない。家に帰ってほしい」と話すと、宿営地内に走り込み、二度と姿を現すことはなかった。その数分後、陸自車列は裏口からオーストラリア軍の装甲車六台とともに出発した。
陸自出発から約四時間後、宿営地には残された発電機やエアコンをを狙った盗賊が出没し、警戒していた治安部隊と激しい銃激戦となった。
「東京新聞」7/18 朝刊より
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