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(回答先: イラク陸自 撤収完了 2年半「戦地」派遣終結 ―「東京新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 7 月 17 日 23:27:35)
長かった『戦地』隠密撤収
日の丸にペンキ
【クウェート市=浜口武司】実弾が飛び交うイラク南部サマワでの任務を終え、クウェート入りした陸上自衛隊員らの顔には一様に安心感が広がった。今月七日から計六回に分けて行われた約六百人の撤収作業。部隊を隠密に撤収させるため、民間業者のトレーラーで搬送された装甲車の「日の丸」はペンキやテープで隠され、撤収開始後も、残る隊員で道路や公共施設の補修作業は続けられた。最後まで緊張を強いられた約二年半。それこそが「戦地」という現実を強く物語っている。
クウェートの青空に、航空自衛隊のC130輸送機が姿を見せると、出迎えた約百人の自衛隊員の顔にもホッとした表情が浮かんだ。
空自が使用する整備倉庫前でC130がプロペラを止め、前方の乗降口が開くと、山中敏弘群長(45)を先頭に日焼けした隊員たちが続々とタラップを下りた。鉄帽をかぶり、防弾チョッキを着て、小銃などで武装したまま。それでも「戦地」の緊張から解放されたのか、白い歯がこぼれた。
約六百人の隊員の撤収は空路で、十一日間という短期間で完了した。クウェートから陸路で二カ月以上かけ、イラク入りした二年半前とは対照的だ。今年五月に正統政府が発足したイラクだが、バグダッドやクウェートに隣接するバスラではむしろ抗争が激化、陸自の撤収には「空路」しかなかったのが実情だ。
撤収期間中について、山中群長は「だんだんと人数が少なくなり、(宿営地の)安全が不安定になったが、最後まで任務を完遂しようという気持ちだった」と緊張を強いられたと明かす。
最後の便で到着した城崎悟二等陸曹(31)は「戦闘行為がなかったのはよかった。思ったより治安が安定していた。サマワでは常に緊張していたが、最後に宿営地を抜けるときが一番緊張しました」と話した。
先にクウェートに戻り、武器や弾薬を返納した石田等三等陸曹(32)は「一度も小銃を使うことがなくてよかった。小銃を返納し任務が終わったという気持ち」。
伊藤雅未陸士長(21)は「武器を使うこともなく済んで、ホッとしています。実際に実弾が飛び交うところでしたから」と肩の荷を降ろしたように笑顔を見せた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060718/mng_____sya_____010.shtml
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