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(回答先: 船井幸雄・副島隆彦共著『昭和史からの警告−戦争への道を阻(はば)め』は、日本国民が直ちに読むべき警告(森田実) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 7 月 09 日 23:40:11)
2006.7.6(その2)
森田実の言わねばならぬ[201]
日本がアメリカに従属し植民地化していることを本気で認め始めた日本人が増えている。この異常な状況を、国民の皆さんはどう考えますか
「人間は従順な動物である。どんなことにも馴れてしまう存在である」(ドストエフスキー)
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この7月下旬、常葉学園大学教授の副島隆彦さんと私(森田実)の共著『アメリカに食い尽くされる日本――小泉政治の粉飾決算を暴く』が、日本文芸社から出版されることになった。皆様に読んでいただきたいと願っています。
この著書(『アメリカに食い尽くされる日本』)の「はじめに――『アメリカの従属国、日本』のままでいいのか」の中で、私はこう書いた。
《最近、大学時代のクラスメートから、「君の『小泉政治全面批判』を読んだ。君は日本が国として自立・独立しなければならないと主張しているが、そんなことは不可能だ。国民にその意思もない。日本には独立国として生きる力はない。アメリカか中国に頼って生きるしかない。ぼくは中国は大嫌いだから、中国に抱かれて生きるのはご免だ。君は日本はアメリカの属国になってはいけないと主張しているが、ぼくは日本はアメリカの五一番目の州になるのが一番よいと思っている。それまでは従属国でよい。日本が独立国として生きるのは不可能なのだ」という意見をもらった。
F君は優秀な技術者であり、最近まで日本を代表する著名な大企業の要職にあった。
最近、「日本は独立国として生きられる国ではない。アメリカを頼って生きていくしかない国だ。従属国になろうが植民地になろうが、アメリカに支えてもらう以外の生き方はできない」という意見の持ち主とよく会う。議論をしてもほとんど理解し合うことはない。彼らには聞く耳がない。
政界では「日米同盟」論花盛りだ。「日米同盟」というのは、親分の米国に従属国日本が追随する関係であることは明らかだ。日米対等の関係などフィクションにすぎない。
多くの政治家、財界人、官僚が「独立国日本」の魂を失ってしまっている。》
最近の講演の中で、この話をよくする。そうすると、F君のような考えの人が、意外なほど多いことがわかってきた。とくに若い人の中に「アメリカと一緒に生きていくために従属国でもかまわない」と考える者が増えている。「どうして日本は独立国でなければいけないのか」という質問をよく受ける。日本民族という意識、日本国という意識が衰えている。
多くの人が「日本は独立国としては生きられない。だからアメリカの従属国になるしか日本が生きる道はないのだ」「日本は米国に守ってもらうしか生きる道はない。アジアの国々は悪い国。アメリカは良い国。だからアメリカの従属国でもよい」と、多くの人が言うようになった。私は、日本は本当に独立国でなくなってもいいのか、と問いたい。
[この問題について、これから重点的に取り上げていきます――森田実]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02752.HTML
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