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(回答先: その手は桑名のプロレス政治(BLOG BLUES) 投稿者 片瀬テルミドール夏希 日時 2006 年 7 月 08 日 13:07:56)
http://blog.goo.ne.jp/bebe2001pe/e/a401d23630fea020d19a1ada69e633a2
連日のテポドン騒ぎに、少々うんざりしている。日々のなりわいは忙しいし、体調悪いしという時に、まったくもって、「ウザイ!」という感じだ。私は北朝鮮は問題の多い国だとは思っている(そもそも最高権力者が世襲だということ自体、信じられないほど変である。もっとも日本だって、レッキとした世襲ですが。北朝鮮ほど露骨ではなく、巧妙ですけれども)。花火に金使うなよ、という気もしている。
しかし、私がウンザリしているのは北朝鮮に対してではない。「千載一遇のチャンス、と喜んでいるのが大勢いるだろうなあ」と思い、そのことで吐き気がしてくるのだ。
北朝鮮は世界有数の弱小国家。キャンキャン吠えているけれども、世界中を敵に回して戦争する力など皆無。それでも「宣伝」には充分使えるというところが恐ろしい。自ら世界の保安官をもって任じているアメリカは、さぞ嬉しいことだろう。改憲派も勢いづくだろう……ああ、やだやだ。
それにしても、何でまた新聞各紙は、連日一面トップでこの話題を扱わねばならないのか。実のところ、私は新聞の一面にはさほど関心がない。と言うと語弊があるが……関心の程度は二番目ぐらい、である。もともと「社会面の右側」(つまり地味な社会ネタ)が専門だからかも知れないが、派手に報じられることよりも大事なことがある、といつも思っているからだ。
テポドン騒ぎで吹っ飛んだものや、陰でほくそ笑んでいる者達のことを忘れてはなるまい。浮かれたニュースが続く時こそ、足元にご用心。「悪い奴」と指さされる存在が出てくるとき、鳴り物入りで「正義の仮面」も堂々と登場する。
doll and peaceのぷらさん
http://plasticdoll-peace.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_f17d.html
が、「私は比較的冷静」「今回のミサイル発射で一番得をするのって、ブッシュ政権と親米ポチだろ、と思うから」と書いておられる。いま我々に要求されているのは、こういう感性である。
ついでに余談――私は愛国心ゼロなので、「祖国」が滅びても別にかまわない(いや、かまわなくはないのだけれども、薄汚く存続するぐらいならすっぱり消えて出直した方がいい)。国破れて山河あり、という。山河とは限らないが「国」が滅びても生き続けるものはあり、私はそれらのほうがよほど大切だと思っているのだ。所属する人間を締め上げ、弱い奴は死ねとうそぶき、シタリ顔でエセ倫理を説く「国家」など、さっさと犬に食われてしまえばいいのである。
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