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(回答先: 両陛下、8日に東アジアへ出発(朝日新聞)【記者会見で教育基本法や第2次世界大戦への気持ちを語る】 投稿者 gataro 日時 2006 年 6 月 07 日 14:30:42)
http://blog.goo.ne.jp/yojiro5/e/b32458998b095d2712090efb341e6ef7 から転載。
天皇、教基法について発言す
時事問題 / 2006-06-06 23:59:59
今日の「報道ステーション」でも紹介されていたが、東南アジアへ歴訪する天皇が、報道陣の「教育基本法改正について」の質問に、次のように答えた。
以下、「両陛下あす東アジアへ出発−2006年06月07日00時05分 asahi.com」より抜粋
http://www.asahi.com/national/update/0607/TKY200606060627.html
――天皇陛下にお伺い致します。愛国心を促す方向で日本の教育基本法の改正が進められています。しかし、陛下が訪問されます国も含めました近隣諸国では、そういった動きが戦前の国家主義的な教育への転換になるのではと恐れられています。陛下もそうした見解に共感されますか。
〈陛下〉教育基本法の改正は、現在国会で論議されている問題ですので、憲法上の私の立場からは、その内容について述べることは控えたいと思います。教育は国に発展や社会の安定にとって極めて重要であり、日本の発展も、人々が教育に非常な努力を払ってきたことに負うところが大きかったと思います。
これからの日本の教育の在り方についても、関係者が十分に議論を尽くして、日本の人々が自分の国と自分の国の人々を大切にしながら世界の国の人々の幸せについても心を寄せていくように育っていくことを願っています。なお、戦前のような状況になるのではないかということですが、戦前と今日の状況では大きく異なっている面があります。その原因については歴史家に委ねられるべきことで、わたくしが言うことは控えますが、事実としては、昭和5年から11年、1930年から36年の6年間に要人に対する襲撃が相次ぎ、そのために内閣総理大臣、あるいはその経験者4人が亡くなり、さらに内閣総理大臣1人がかろうじて襲撃から助かるという、異常な事態が起こりました。帝国議会はその後も続きましたが、政党内閣はこの時期に終わりを告げました。そのような状況下では議員や国民が自由に発言することは、非常に難しかったと思います。先の大戦に先立ち、このような時代のあったことを多くの日本人が心にとどめ、そのようなことが二度と起こらないよう日本の今後の道を進めていくことを信じています。
――東南アジアの指導者の人たちが日本と東アジアの関係を懸念する中、両陛下が平和をアピールする歴史的な訪問と期待していますが、ご訪問の意義について付け加えることがあればお聞かせください。
〈陛下〉きょうお話ししたことで、平和を願う気持ちとか、そういうものは、だいたい尽くしていると私は考えます。やはり、これまでの歴史というものを、十分に理解し、そのうえに立って友好関係が築かれていくということが大切なことではないかと思っています。
過激な主張をする「ウヨク」が、天皇のお言葉を良く聞かないのは「このような時代のあったこと」を忘れてしまったからなのだろう。「共謀罪」にしろ「愛国心」の押しつけにしろ、それは必ずしも戦前のような体制を再生産するということにはならないのは確かだ。だが、歴史に学ばない民族(国家、そして個人も)は、歴史の事実を軽視するが故に手酷いしっぺ返しを受けるというのもまた、歴史の常というものだ。歴史は、同じ外見を取って繰り返されはしない。一度目は悲劇として、二度目は茶番として、繰り返されるのである。
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