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(回答先: 首相・党幹部 『会期延長容認』で食い違い―「東京新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 6 月 06 日 09:13:18)
◇国会:小泉首相の「会期延長せず」に与党内は憶測充満
小泉純一郎首相は5日、「首相が国会の会期延長を容認していた」とする片山虎之助・参院自民党幹事長の指摘について、「そういう話はしていない」と記者団に否定した。政府・与党はすでに会期末(18日)での国会閉会方針を固めているが、首相がここまで「延長なし」にこだわったのはなぜか。9月の任期切れをにらみ外交に専念する一方、自民党総裁選に向け意中の後継者とされる安倍晋三官房長官が自由に動ける環境をつくるためとの見方が有力だ。【大場伸也】
会期を延長するかしないか。首相と自民党執行部の腹の探りあいを眺めながら、公明党幹部が漏らしたことがある。「今の政府・与党の関係はおかしい。政府が法案を成立させたいから延長してくれと言ってくるのが普通だが、完全に逆転している」
小泉政権5年間で会期延長がなかったのは01年と04年。ともに7月に参院選を控えていたためだ。その他は延長を行い、特に昨年は郵政民営化法案成立のため55日間の大幅延長に踏み切った。今年も教育基本法改正案など政府提出の重要法案が幾つも残っており、首相自ら見切りをつけるのは極めて異例だ。
首相は延長拒否の理由を「総合的な判断」としか説明していない。5日の自民党役員会でも、片山氏の発言を「私は幅広い解釈ができる言い方をするので、受け取り方はいろいろだろう」といなすにとどめたが、外交を念頭に置いているのは間違いないようだ。
6月下旬に日米首脳会談、7月中旬には主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)がある。参院自民党幹部は「外交で総仕上げをするのに国会で煩わされたくないという思いがあるんだろう」と首相の心中を推し量った。
サミット前にイスラエルとパレスチナを訪問する計画が進行していることも5日、分かった。さらに、政府筋は同日「未訪問のアジアの国に行く計画もある」と語り、外交日程を埋め込む作業を行っていることを明らかにした。中国や北朝鮮への訪問を考えているとの憶測もある。
一方、国内政局では「自民党総裁選をにらんだもの」との観測がもっぱらだ。総裁選をめぐっては、依然安倍氏が優位にあるものの、福田康夫元官房長官が「小泉改革批判」の空気を吸収する形で急速に世論の支持を伸ばしている。首相周辺は、こうした動きへの警戒から「首相は安倍さんが自由に動ける時間を作ってあげようとしている」という。
このほか「もう疲れたというのが半分ぐらいあるんじゃないか」(参院幹部)など「燃え尽きた」説や、「歳出入改革で一層踏み込んだ改革を断行するため」(政府筋)などの見方も出ている。
毎日新聞 2006年6月5日 21時19分 (最終更新時間 6月6日 0時11分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20060606k0000m010107000c.html
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