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(回答先: 【共謀罪】民主党鳩山幹事長 6月2日定例会見(抄録)「自民党もっとマジメにやれ」 投稿者 提供人Ｄ 日時 2006 年 6 月 02 日 19:10:33)
2006/04/28
報ステ06/04/25〜共謀罪〜
報道ステーション2006/04/25日放送
（スタジオ。司会◆古館伊知郎氏
さて、次はですね。これまだ巷の酒場でも、話題にのぼってないんじゃないかと思うんですけども、・・。国会の方はというと、揉めております。
◆テロップ◆ニュー小沢も「ノー」! “共謀罪”で国会激突
これですねぇ、犯罪について実は、話し合っただけでも、罪に問われる共謀罪。こういう重要な法案がスルッと通りそうですよ。
|“騒然”ニュー小沢もNO!! 与党「共謀罪」強行採決へ
|（午前11時前）
|民主党 衆院法務委 平岡秀夫筆頭理事
平岡氏「突然の審議入りは、我々としては容認できない。」
ナレータ「今日、野党が抗議の欠席をしたのは、先週末から揉めている、共謀罪の法案審議。この法案、何度も国会に提案されては、問題ありきと成立に至らなかった。」
|「共謀罪」に詳しい 海渡雄一弁護士
「組織犯罪処罰法の改正という形で提案されていますけれども、刑法の根幹にかかわる改正だというふうに考えた方が良いと思う」
ナレータ「これまで、犯罪を犯した場合に罪に問われたが、共謀罪は、話し合いを持っただけで、罪に問われる。」
|（共謀罪＝犯罪行為の合意だけで罪）
|午後５時前
|民主党 小沢一郎代表
小沢氏「犯罪の構成要件がきちんと定められないままに、官憲の裁量を結果としてもの凄く広げるという形になりますと、一般の行政以上に、国民の基本的人権を束縛する」
ナレータ「野党は共同の修正を呼びかけているが、与党は野党との審議はおろか、強行採決もじさない構えだ。」
|きょう午後
|自民党 衆院法務委 西川 公也筆頭理事
|（野党との審議は？）
西川氏「もうすでに深まっていますし、終局、採決でいきたい。２８日には終わらしたい。こう思っております。」
（CM 「JT」「PILOT」「LOTO6」）
|1997年 諫早湾干拓事業
ナレータ「1997年 国の推し進める干拓事業とともに、有明の豊かな海が一変した。この海で、長年ノリ漁を営む松藤文豪さん。ノリの収穫量は、一時、５分の１まで落ち込んだ。」
松藤氏「下手すりゃ全滅じゃなかろうかっていうような、毎年毎年、今までなかったようなことばっかり起こってきよるけんね。こんなことなら、もう死ぬか夜逃げするしかないってことで、立ち上がった。」
|（シュプレヒコール）生き物が住めるか！ 生き物が住めるか！
ナレータ「生活の場を失いかけた漁師たちは、干拓事業をやめるよう、国に訴えた。しかし、願いは受け入れられず、座り込みやデモなど、反対運動を続け、９年目を迎えている。共謀罪ではこうした普通の人々も対象になる。そんな指摘がある。」
◆テロップ◆忍び寄る「共謀罪」法案
あなたも“対象”に…!?
西川氏「そういう（不安だという）話しがあることも事実でありました。それで与党の中でもですね、これはある程度限定したほうがいいな」と、こういう話しになりまして、修正案で出しておりますので、多くの皆さんのご心配はこれで解消できると、こう思っています。」
ナレータ「修正案は、対象となる団体の活動を、このような、法律を侵す団体に限定した。しかし、元公安調査庁で、実際に現場を経験した野田敬生氏はこう指摘する。」
|元公安調査庁 調査官 野田敬生氏
野田氏「（与党の）修正案をみますとですね、一見ですね、市民団体等を除外しているように読めるわけですが、実際はですね、捜査当局の恣意的な解釈しだいで、市民団体等も共謀罪の対象になりうることがあると、いうふうに、少なくとも条文上は、読めると思います。」
ナレータ「さらに与党の修正案には、『実行に資する行為』という言葉が新たに加えられた。“資する”とは、広辞苑によれば、“役に立つ”とある。」
海渡氏「例えば、『犯罪をやろうとしている人を励ました』そういうような行為だって（資する行為に）含まれるわけで、非常にあいまいで、広範なものを含みうる概念で、こういう形に（修正）したからといって、犯罪の成立範囲を充分限定したとは、評価できないと思いますけど・・」
ナレータ「共謀罪が、集まってなにかを主張しようとする場合に、どんな組織でも対象となる危険を孕んでいる。この地域では、マンション建設反対をする活動が続けられている。校庭を日陰にしない為だと言う」
|高層マンションの建設に反対する久保田正尚さん
|渋谷区立小学校PTA連合会 久保田正尚前会長
久保田氏「実力行使はしておりませんけれども、まだ今のところしておりませんけれども、これ（マンション建設）を阻止するのは、ま、実力行使くらいしかないのかな、とも思ってますけども・・」
ナレータ「こうした小さな地域の活動では、共謀罪は適用されないのだろうか。」
野田氏「マンション建設に反対しているような団体があったとして、『俺たちの生活はどうしてくれるんだ』というようなことを言ったとすると…、そうするとですね…ま、その言葉尻を捉えて、『恐喝の意図がある』とかですね、そういう犯罪実行の目的を持っている団体だと、いうふうにみなされかねない。」
ナレータ「共謀罪はここにも小さな影を落としていた。」
久保田氏「恐いですね、それは。みんなで今（反対運動）やってますけど、それがだんだんやっぱり、歯抜け、腰が引ける人がでてくるでしょうね。」
ナレータ「この法案では、実際の犯罪行為ではなく、共謀をした段階で取り締まることになる。」
海渡氏「いったん合意すれば、共謀罪は既遂になってしまいますから、その後話し合って、犯罪の実行をやめてもですね、犯罪はなくならない。」
|治安維持法
ナレータ「治安維持法。日本にはかつて、罪を計画段階で取り締まる法律があった。本来は共産思想を取り締まる法律だったが、“目的遂行の為にする行為”、この言葉が拡大解釈され、さまざまな組織が、いわれのない容疑で取り締まりを受けた。やがて拷問が横行し、死者まで出ることになる。」
|いまも闘う松藤さんは…
松藤氏「そういうことがまかり通るようになれば、なんか、（国が）決めたことには逆らえない、それが間違っとると言って、反対の声をあげて逮捕されたら、もうそういう活動もされなくなる」
（CMのテロップ。提供「CASIO」「カタログハウス」「JT」「PILOT」「宝くじ」「DENSO」「Yakult」「Aflac」「セキスイハイム」
古館氏「難しいんですよね。テロを未然に防がなくちゃいけない、これ大事なことですし…。しかし一方で、これは犯罪は使い方次第で危ないというように、市民活動すらもおびやかされる懸念がある。じゃどうしたらいいか、ということなんですけれども。ちょっと一枚のフリップをみていただきたいと思います。」
フリップ|共謀罪 アメリカ イギリス
古館氏「共謀罪というのは、アメリカ、イギリスに当然すでにあります。ま、国連でも、日本に共謀罪がないから、国際的な条約の批准のために、こういうものを作ったらどうだというような促しも、かなりあったと聞いています。テロとのたたかいを重視しているアメリカ・イギリスならでは、象徴的な感じもします。
もうひとつあるんですね。似てますけれども、似て非なるものですね。ちょっとみていただきます。」
めくる|参加罪 フランス ドイツ
古館氏「参加罪というのがあります。フランス、ドイツはこれをとっております。参加罪ってなんだ？っていうことなんですけれども・・。これは、共謀罪と似てはいますけれども、どこが違うかというと、・・。まず犯罪集団なら犯罪集団を、具体的にきちんと認定する。で、認定した上で、そこに参加した人だけを罪に問うという、ま、わかりやすいと言えば、わかりやすい罪なんですね。ですから市民活動は、加藤さん、これだとおびやかされる懸念は、絡め捕られる懸念はないという見方もあるようですね。」
加藤氏「そうですね。ま、後はあれですよね。警察の取り調べの、なんというんでしょうかね・・、透明度といいますかね、それがやはり、日本はそれほど高いとは言われてませんよね、国際的に言っても、その辺、改善すべきだという意見があるくらいですからね。そういうこともあわせて考えなきゃいけないと思うし、・・。ま、なによりもですね、一言で言えば、こんなものいりませんよ。（笑）・・と言いたくなりますね。一旦できたらね、これは一人歩きする危険があると思いますよ。」
古館氏「法律の文言というのは、解釈論、いろんな解釈ができるわけだから、恐い部分孕んでますよね。」
http://seven.air-nifty.com/bqbbs/2006/04/060425_1087.html
●テレビ朝日
報道STATION
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
番組へのご意見・ご感想
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/bangumi.html
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