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(回答先: 宮沢喜一元首相の小泉政治に対する怒りの直言に耳を傾けよう!(森田実の言わねばならぬ[111] ) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 5 月 26 日 21:55:21)
報道2001 フジテレビ 21日(日)放送 抄録
米軍再編合意 説明を
宮沢喜一元首相が指摘 (産経 5月22日 朝刊)
[概要]昨日、21日のフジテレビ「報道 2001」に出演した宮沢元首相が、日米関係と小泉外交について話した抄録である。
米軍司令部が座間に来る理由がわからず、国民にも説明がない。(経費が)3兆円というのに日本も米国も聞いたことがないという。訳がわからない話しだ。小泉首相は(説明)責任があるのに何も国民に説明していない。また普天間飛行場の返還だけはやる気があっても、(再編)全体の問題はやる気がないから何も言っていない。中国は敵にも味方にもできる(相手だ)。靖国参拝も日本の首相として適当ではない。経済同友会が参拝自粛を求めたが、(小泉首相は)商人は黙っていろというべきでない。(商人にも国政に関して発言する権利はある)。ポスト小泉は日本の顔として小泉色ではなく、独自の(外交政策の)意見を持つべきだ。 ( )は神浦が書き込みました。
[コメント]昨日は水戸街道を歩きながら、このテレビ番組を携帯ラジオのイヤホーンで声だけ聴いた。テレビと違いラジオは話している人の心まで感じることができる。この宮沢元首相の話を聞いて、心が洗われる様なすがすがしさを感じた。額賀防衛庁長官は2プラス2の合意を受けて、これで日米安保は新たな段階に入ったと語ったが、どのような段階なのか政府の誰れも国民に何も語らない。なぜ語らないのか。なぜ語れないのか。元首相の宮沢氏が関係者に聞いても、誰も何も語らないという。政府はこれが異常だと思わないのか。政府がここまでして国民の目と耳を塞ぐ意味とは何なのか。
この番組で新聞記事には載っていないが、宮沢氏が貴重な時代の証言を行った。それは岸信介元首相が安保改正を行った時のことである。
「岸氏は日米安保をより正常な形にするために努力したのに、国民が激しく反発する理由がわからなかった。おそらく死ぬまで気がつかなかったと思う。あの時の国民の激しい反発は、岸氏のこれで戦後が終わると考えに反発したのだ。国民は安保改正に反対したのではなく、これで戦後が終わるという岸氏の考えに反発した。この安保改正で戦後体制が終わってはたまらないと考えたからだ」。
これを今の沖縄にあてはめるなら、沖縄の米軍基地負担の軽減が、今回の海兵隊司令部のグアム移転や、キャンプ・シュワブ沿岸を埋め立てて飛行場を作ることで、沖縄の基地負担が解決するという考えに、沖縄県民の反発が起きるという意味である。今回の沖縄基地返還は沖縄米軍用地全体の10パーセント程度の返還でしかない。それをもって沖縄の米軍基地負担が解決するという日米政府の言い方には大いに問題がある。
私は昨日の宮沢氏の言葉を確かに心に刻んだ。日本に必要な愛国心と平和主義を宮沢氏から学んだ様な気がする。それに米軍再編を国民に説明しない政府の対応には国民はもっと怒るべきと思う。
http://www.kamiura.com/new.html
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