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(回答先: 原告9人全員の原爆症認める 大阪地裁、国の審査を批判(朝日新聞) 投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 13 日 09:06:27)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200605130009.html
「やったぞ」「画期的だ」。原告九人全員を原爆症と認めた十二日の大阪地裁判決を受け、全国の被爆者や支援者に喜びが広がった。集団訴訟の初の判決で現行の認定基準の問題点が指摘され、ヤマ場を迎える各地の地裁判決に期待の声が相次いだ。(金崎由美、石川昌義)
●広島
広島訴訟の原告や支援者約十人が待ちかまえた広島市中区の広島県被団協(金子一士理事長)の事務所。勝訴の連絡が入ると、拍手と歓声がわき上がった。原告四十一人をまとめる団長の重住澄夫さん(77)=広島県安芸太田町=は「相次ぐ認定申請却下の通知に落胆している被爆者を勇気づける」と笑顔を見せた。
二つの県被団協や弁護団、支援団体のメンバーは市役所で記者会見し、坪井直県被団協理事長は「原爆被害を小さく見せようとする国を批判した画期的判決。核兵器廃絶を求める世論の高まりにつなげたい」と言い切った。原爆訴訟を支援する会の田村和之代表世話人(龍谷大教授)も「厚生労働省の完敗。広島地裁の判決に明るい展望を与える」と声を弾ませた。
被爆者に残された時間は少ない。広島地裁の原告のうち七人が判決を待たずに死亡した。原告の夫=当時(74)=を四月に失った西妙子さん=広島市西区=は、遺影を手に「あと少し頑張ってくれたら…。これ以上、被爆者を苦しめないで」と涙を見せた。
●東京
勝訴の一報が大阪から入った東京都港区の日本被団協事務局は、歓声と拍手に包まれた。「広島、東京と続く地裁判決に、何よりの追い風」と、事務局次長の岩佐幹三さん(77)は、うっすらと涙を浮かべた。
東京訴訟の原告団と弁護団は、東京・霞が関の弁護士会館で記者会見。「一筋の光が差した思い。被爆者の思いが通じた」。原告団副団長の梅園義胤さん(66)=東京都杉並区=は喜んだ。
梅園さんは現在の広島市中区白島九軒町で被爆。腎臓と肺にがんが見つかり、再発の恐怖を抱えながら訴訟を闘う。一緒に提訴しながら昨年他界した友人の無念を胸に、今秋にも予想される東京地裁判決での勝訴に期待をかける。
弁護団長の高見沢昭治弁護士は「入市被爆の原告にも勝訴判決が出た。極めて画期的だ」と胸を張った。弁護団は「高齢の被爆者にはますます時間がなくなる」として、和解勧告を裁判所に求めていくことも検討する。
(写真省略)
【写真説明】原告勝訴の大阪地裁判決を受け、広島市役所で会見する、金子理事長(左端)、坪井理事長(左から2人目)や田村代表世話人(同3人目)たち(撮影・浜岡学)
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