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(回答先: 小林多喜二(こばやしたきじ) 東京・築地署で虐殺される 投稿者 愚民党 日時 2006 年 4 月 28 日 23:36:44)
共謀罪と治安維持法
http://blogs.yahoo.co.jp/umi_ha_ao/34519150.html
「共謀罪」という罪状を法的に定めることで、今政府与党が動いているそうです。
ちなみのこの「共謀罪」、もともとの目的はテロ行為を未然に防ぐために必要な法案であるということなのですが、でも、この法案の内容が国民にとってとても危険な内容のようです。
第二次大戦以前のまだ日本が大日本帝国であったころにあった、史上最悪の法律、「治安維持法」を覚えてる方はどれほどいるのでしょうか?
義務教育で習っているはずなのですが、歴史や戦争に興味がない方々は忘れてる方も多いかと思います。
この法律、つまりは国にとって都合の悪い人間はすべて犯罪者にしてしまうという法律でした。
第二次大戦中、日本が戦争の方向に進むもうとしたとき、「戦争以外の選択肢があるはずだ」などと言おうものならば、この治安維持法のもとに狩られ、拷問され、そのまま獄死する人が多かったといいます。
今の北朝鮮と変わらないか、もしかしたらもっとひどいかもしれませんね。
でも、これが厳然たる過去の日本の姿なのです・・・。
で、成立させようとしている「共謀罪」という法案、使いようによってはこの「治安維持法」に限りなく近い使い方ができるそうです。
どういうことかというと、なにか組織的に犯罪の相談をしただけで逮捕して罪に問うことができるようになるということです。
犯罪といっても人の命にかかわる重大犯罪だけではなく、ごく軽微な罪状、たとえば国の政策に反対して国会前でデモ行進や座り込みなどの『相談』をすると道路交通法違反だったり、たとえば原子力発電所や基地問題などの建設が強引に決まったので周辺住人がせめてもの抗議に建設反対でデモ行進や座り込み抗議しようと『相談』すると業務威力妨害とかで逮捕できちゃったりと、広く適用できるようにあいまいな記述をしているそうです。
国が(国という言い方は適当じゃないですね、『権力者』ですね)自分の都合のいいように、やりたい放題できちゃいますね。
なんでも、自民党はこの法案を本日強行採決しようとする方向で動いていたそうです。
結局、今日の採決は見送りになったようですが。
私はこの法案は、このままじゃ成立して欲しくありません。
「治安維持法」は本当に恐ろしい法案でした。
それを彷彿とさせるような法案が、いま、また成立するのはあまりにも恐ろしい。
たとえばその組織を『テロ組織』に限定するとか、また、『組織的な人命軽視の重大犯罪の共謀』に限定するとか、そういうことをきっちり言葉として盛り込んでくれないと、自民党という党のことは信用できません。
そもそも、自民党の幹部たちには『戦前の強権・恐怖政治への回帰願望』が垣間見えるような発言が多い。
戦前のような社会のあり方は、権力者にとってはとても甘くておいしい社会のあり方で(国民を思い通りに動かし貧しさを強い奴隷に近い状態で使うことができるのから権力者は思う存分甘い汁が吸える)、そこへの回帰の願望を時々感じるようなことを言う人がいたように思います。
その意味で、コイズミさんも私は信用していません。
しょせん、この人もおじいさんの代からの代々の政治家家系。
だから、そのような考え方が骨身にしみてるんじゃないかと思います。
実際、郵政民営化反対派にやった仕打ちなどを見ると、『自分に反対するものは悪』とする強権的思考が見えます。
賛成か反対かはあくまでその人の意見であって、善でもなければ悪でもない。
それを自分に反対したからという理由だけで徹底的に虐げるのはおかしいです。
けっこう前にも書いたけど。
というわけで、私はこの法案をこのまま可決することは断固反対なのでありました。
民主党も別に好きじゃないけど、この件に関しては民主党は正しいと思うので、ぜひがんばって欲しいものです。
そんなわけで、こんな世界の片隅の個人的なブログですが、小さい声だけど、『反対!』を伝えたかったのでありました。。。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました☆
ちなみに、参考のリンクとして、わかりやすそうなサイトを下に載せておきます。
Wikipedia:共謀罪
http://blogs.yahoo.co.jp/umi_ha_ao/34519150.html
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