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(回答先: 耐震強度事件 / 偽装の温床業界まん延(東京新聞) 投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 27 日 08:38:05)
□<耐震偽造>イーホームズ ずさん検査の実態、社員ら証言 [毎日新聞]
<耐震偽造>イーホームズ ずさん検査の実態、社員ら証言 (毎日新聞)
耐震データ偽造事件で、民間確認検査機関「イーホームズ」(東京都新宿区)の複数の社員らが、警視庁など捜査本部の調べに対し「建築確認検査はずさんだった」と証言していることが分かった。また、監査法人や上場を担当していた証券会社が、同社の増資を問題視する指摘をしていたことも判明。捜査本部は、同社が確認検査数を急速に増やす裏で、ずさんな検査や不正な増資をしていたことが耐震偽装の背景にあるとみて、今後厳しく追及する方針だ。
調べなどによると、同社の社員らは「検査はほとんどノーチェックだった」「検査件数が多すぎて、とてもさばききれなかった」などと捜査本部に証言している。同社はもともと、住宅性能評価機関として社長の藤田東吾容疑者(44)=電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕=が99年に設立したが、受注がほとんどなかったため01年12月に確認検査機関の指定を取得した。その後、検査業務の受注が増えたが、業容の拡大に要員や検査体制が追いつかず、耐震強度などのチェックを素通りさせるケースが多かった。
05年9月に建築確認した10階建てマンションでは、別物件の書類がまじっていたほか「地下10階建て構造」などと書かれた間違い書類が検査を素通りしていた。元1級建築士、姉歯秀次容疑者(48)=建築士法違反容疑で逮捕=に国会証人喚問で「見ていない」とまで言わせるほどだった。
一方、藤田容疑者は01年10月、資本金を2300万円から5000万円にしたが、資金を用意できず、司法書士の岸本光司容疑者(66)=電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕=から大半を借りるなどして調達。岸本容疑者は同社元監査役で、確認検査機関の指定を国土交通相から受けるための増資であることを知っていた。
ところが、藤田容疑者は登記から数日後、増資分を自分が経営する造園会社に融資。さらに、造園会社から数回に分けて自分に戻したうえで、岸本容疑者に全額返済した。今回はこの虚偽登記容疑で逮捕された。
この経緯について、イーホームズの監査法人は02年決算の監査報告書で「支配株主への貸付金」と問題視する付記事項を付けていた。また、東証マザーズへ今年3月上場するため審査をしていた証券会社も昨年7月ごろ、増資の直後に同額を造園会社に融資していることに気付き「問題あり」として、最終的に上場は延期になった。【石丸整、佐々木洋】
[毎日新聞4月27日]
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