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(回答先: 教育基本法と「内心の自由」(保坂展人のどこどこ日記) 投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 15 日 22:48:46)
今の政府が推し進めている、愛国心みたいなものは、反対だけど、現実問題、日本人って、愛国(というか、日本の伝統や、日本の庶民文化への尊重)が足りないように見える。
これは、他人に破壊されればわかるでしょう。伝統が、どんなに大事か。
よく、グローバル化とか、外国人をもっと入れて 日本も国際化したほうがいい、とか言うけれど、言うほど簡単ではない。
伝統って、その土地に住んでいた人々の長い間の知恵でしょう。もちろん、科学的に分からなかったから、変なものもあるけど、大方尊重するものが、多いのではないのでしょうか。
言語だってね。立派な日本語があるのに、わざわざわかりにくい英語使ってね。
(そうそう、「愛国心」を「国の伝統を尊重する」にして、官僚と議員基本法を作っていれたらいい、と考えいます。
着る者もね。確かに、洋服は機能的だけど、日本の着物の絵柄の美しさ(もちろん普段着の柄も)を見ると、もっと身近に着たい。学校で着る日を設けるとかね。
着つけも教えるとかね。伝統の着物を着るのに、お金かかるなんて、許せない。
音楽もね。もっと和楽器やればいいじゃない。なんで学校で民謡教えないの?
そして、できれば、西洋の、ベートーベンなどの音楽も素晴らしいけれど、同時にアジアの音楽も聴かせるとかね。韓国、タイ、インドネシア、(素晴らしい音楽がいっぱいあるじゃない)。
日本の大切な伝統考えていくと、(あまりにも昔をいわれると困るけど)やはり農業や漁業なのでしょう。たくさんの行事は農業中心だし、天皇たって、その先祖と言われる人々は農作にかかわるわけでしょう。
都会の学校か、地域で、こどもに定期的に農業させるとかさ、学校が畑などを持って、給食の野菜はそこから出すとか。
そして、そのためには、共同体的なもの、少なくても、地元の商店街の活気が必要で、地方分権も必要で、農業人口も増やそうとすれば 教育だけの問題ではないでしょう。でも、本当にくだらない、為政者の権力維持のための、似非伝統 ではないのであれば、日本の伝統を尊重する態度、を涵養しても いいのではないでしょうか。
もちろん、なぜ日本の学校が西洋の知識を中心に教えているかは、わかっています。近代化とは、西洋文化を取り入れることだったのですから。
でも、もうそろそろ、西洋崇拝な学校教育はやめて、日本伝統をもっと入れていってもいいのではないでしょうか。
狡猾な為政者は、伝統とはかけ離れた、”伝統”(あえていえば、近代に少しだけあったブルジョア価値観)、を振りかざし、権力者が庶民を支配するための教育を推進する時、こういう、本来の庶民の伝統などを、いいなあ、と振り返る、(それには、きっと、親孝行などの儒教観もまざってしまっているかもしれないが)、”悪気”のない保守派をとりこんでしまうでしょう。
今回の政府案の 教育基本法改悪は 言語道断だけれども、ただ、保守の主張する昔の日本への回帰的な気持ち にも耳をかたむけ、彼らとは、対立することなく、教育をすすめていけるのでは と思う。
反対する人も多いかもしれないが、私は、今の日本全体が、どうしもいまだに、日本文化を下に見て、(これは、アジアや非西洋諸国の文化の蔑視にもつながる) 西洋文化をいい、とする傾向が社会全体にある(たまたまあるのではなく、推進されている)と感じています。
それでいいという人もいるでしょうが。
まあ、日本は 何か問題がおこった時、他国の政策を参考にする謙虚さがあっていいですが。
ただ、西洋と(韓国、中国も)以外から学ぶ姿勢も欲しいです。
西洋国で、アングロサクソンの文化を絶対視するがため 違う文化から学べなくて、ある問題が解決できない例を挙げます。
例えば、家の建て方です。床を高くするとか、大きな窓とか、日当たり(南東向きにする)を考慮する日本の家は 素晴らしいです。太陽を何かをあててばい菌を殺す、という発想は、日本では当たり前でも、イギリス文化にはない。
大半の家が太陽の向きに関係なく建ち、又、床が地面と同じ高さで建てられているニュージーランドでは、家にかびがはえ、喘息の発生率は世界1。で、解決できないでいる。
で、これはいけない、と政府は、風通しをよくする特別な機械の導入をすすめたりして、大金かけても、貧しい家屋にそんな高い機械を備え付けられず、困っている。
大きな窓を北向き(南半球だから)に作る、とか床を少し上げる、という発想が全然ない。
さらに、ヒーターを入れられない貧しい家の子供達は、オーバーを着て、夜をすごすのだ。
政府が最近建てた住宅もやはり、向きはめちゃくちゃ。作ろうと思えば、同じ金額で 北向きにできるのに、しない。ふりそそぐ太陽は 壁にさんさんとあたり、家の中は、昼間から真っ暗だ。夕方さむくてジャケットを羽織った子供達が家の中で遊ぶ。
窓を北や東に作り、床をちょっと高くすればいいのに、それができない。
赤ちゃんベッドのマットレスを定期的に太陽に当てればいいのに、それも知らない。
アメリカやオーストラリア、祖国イギリスに学ぼうにも 同じ考え方だから、意味はない。
本当は、先住民マオリは、太陽の光を大切にしてきた人々だから、彼らから学ぼうをすれば学べるだろうに、もちろん絶対にしない。(現在の政府内にいる都市のマオリは、もうそんな昔の伝統は知らないのだろうし。)
日本人は今のところ 太陽の光を大事にしているようだけれど、平気で、布団を干す文化を捨てようとしていると感じる。
洗濯物を外に干すのも、ただ、電気代がかからない からではなく、それによる殺菌などの効果がある、そういうことを考え、実行してきた、先人達の知恵をもっと尊重するような教育を望む。
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