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(回答先: 近日中に結論一致/額賀長官「一定前進」【関係修復を演出】―「沖縄タイムス」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 4 月 05 日 17:21:16)
沿岸案反対に村民1000人/宜野座で大会
在日米軍再編で日米が合意した米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸案に反対する宜野座村民総決起大会(主催・同実行委員会)が四日夕、村民ら約千人(主催者発表)が参加して村農村公園で開かれた。米軍再編の最終報告を控え、政府が地元の反対を振り切って強行決着させる姿勢もちらつかせる中、村民らは米軍機の飛行ルートが村上空を通る同移設案に強く抗議。同案の撤回を求め、在沖米軍基地の北部への集中強化に反対するスローガンを採択した。
同移設案が浮上して以来、自治体ぐるみの反対集会が開かれるのは初めて。実行委には村や村議会、各区、村青年会、村婦人会、村老人会、村漁協など村内のあらゆる団体が加わった。
同村は人口約五千二百人で、キャンプ・シュワブに隣接。移設が沿岸案に決まると、名護市に最も近い松田区を中心に、固定翼機や悪天候時のヘリの飛行ルートが村上空を通ることになる。
実行委員長の城間盛春村議会議長は日本国憲法前文を引用し、「政治は米軍のためではなく、国民のためにある。私たちを犠牲にするな」と政府の強行姿勢を批判。
その上で「沿岸案が成立すれば、米軍の飛行機が毎日何十回と飛ぶ。この静かな美しい空を私たちの手で守らなければならない。どんなことがあっても反対しよう」と村民に呼び掛けた。
東肇村長も「宜野座村が最も被害を受ける。青い空、豊かな海、山々の緑は地域住民の宝だ。国策だからといって、住民を無視して奪うことは許されない」と指摘した。
静かな環境壊すな/親子で移設反対訴え
「一丸となって静かな村を守ろう」。四日夕、宜野座村農村公園で行われた米軍普天間飛行場の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部移設案に反対する宜野座村民総決起大会。村面積の半分を米軍基地が占め、多くの基地関連収入などで政府の基地政策に協力的とされた宜野座村。しかし、大会には親子連れや高齢者、小学生らまで幅広い年齢層約千人が結集し、沿岸部移設案に強く反対した。同飛行場の移設先に近い名護市東海岸の住民らも多数駆け付けた。
壇上で高校生を代表して決意表明したのは北部農林高校三年の當真嗣太君。「米軍機がいつ落ちてくるか分からない。不安や恐怖の中で、勉強や部活もできるはずがない。宜野座の未来を守るため声を上げよう」と訴えた。
村民のほとんどがこうした大会に初参加。沿岸案の実現に対する村民の危機感が浮き彫りになった。村松田区に住む謝花豊子さん(85)は「ここは生まれ育った土地。飛行機が嫌だからといって離れるわけにはいかない。子や孫に恐怖を感じさせないため、私たち年寄りも声を上げないといけない」と険しい表情を見せた。村立博物館の職員で、村漢那区に住む島袋利恵子さん(45)は「政府は墜落の恐れがある場合は、海上に回避できるといっているが、信じられない」と訴えた。
六十九人の園児を預かる松田保育園からは十九人の職員が参加。園長の久高ケイ子さん(58)は「子どもを育てる環境を守ろう」と書かれたプラカードを手にし、「今は子どもたちを育てるには最適の環境だが、このままでは静かな環境が壊される。移設を阻止しないといけない」と怒りを見せた。
宜野座小学校五年の山城賢吾君は少年野球チームのメンバーと参加。「ヘリの音が今よりうるさくなる。いつ戦争が起きるか分からない。怖い」と話した。
◇ ◇ ◇
リヤカー引き署名集め/浦添市港川学童クラブ7人
市港川学童クラブは三月三十日から四月二日まで、リヤカーに鍋やテント、生活雑貨を積んで旅行する「リヤカーマン体験」を行った。三月に港川小学校を卒業した児童七人が、名護市への基地移設反対を求める署名を集めながら、同市辺野古を目指し、三泊四日の日程でリヤカーを引いて歩いた。
リヤカーマン体験は同クラブが毎年、小学校の卒業生を対象に実施しているもので、今年は在日米軍再編で問題になっている名護市への基地移設を取り上げた。
子どもたちは、新聞やインターネットで事前に基地問題について学習を重ねてきた。
同クラブの森川武指導員(46)は「当初は基地のことをまったく知らなかった子どもたちだが、勉強していくうちに問題意識を持つようになっていった」と話す。
子どもたちは「沖縄に基地はいらない」「兵器は不要です」などとペイントされたリヤカーを引っ張り、58号沿いを北上、約六十キロの行程を歩いた。合間に立ち寄ったショッピングセンターや公園などで、縦約一メートル、横約二メートルの白地の布に基地建設反対の署名を呼び掛けた。
国吉麻依さん(12)は「基地に反対している人がいるのに造るのは不思議に思う。旅行中、署名を拒否する人もいたりしてどっちがいいのか分からなくなった」と困惑気味。
金城真貴君(12)は「おじぃやおばぁがテレビで旗を持って抗議をしているのを見て現地に行きたいと思った。(反対の意思が)伝わらなくても抗議をする意味があると思う」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200604051300_02.html
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