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(回答先: <汚職神戸市議>村岡容疑者、産廃業者に影響力 「阪神・淡路」が契機(神戸新聞)【市民は塗炭の苦しみ中⇒錬金術みがく】 投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 15 日 14:25:40)
2006年04月15日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200604150025.html
神戸市の産廃処理施設の設置許可を巡る汚職事件で、あっせん収賄容疑で逮捕された同市議の村岡功容疑者(68)が、設置許可の要件を定めた要綱の改正を求める質問をするよう、同じ自民党会派の後輩の市議に求めていたことが分かった。この市議が審議会で発言した後、要綱は改正されて贈賄業者に有利な内容となった。また、ごみ焼却灰の運搬業務でも、この市議が村岡容疑者の求めに応じて議会で発言した後、贈賄業者の関係会社の受注が決まった。
村岡容疑者は、与党最大会派の自民党市議団の団長を務めていた。「口利き」は、後輩市議らに審議会や議会といった表舞台で発言させ、自らは職員を議員控室に呼びつけて働きかける構図で、政策に反映させていた。
関係者によると、村岡容疑者は02年、後輩市議に、改正前の要綱を見せながら「基準があいまいでおかしい。市を追及すべきだ」と持ちかけ、改正の必要性を強調したという。この市議は、初当選時から村岡容疑者の指導を受け、公私ともに親密な関係だったという。同市議は02年9月、市の審議会で、改正の必要性を繰り返した。同じ頃、村岡容疑者は当時の環境局長らを議員控室に呼び出し、要綱の改正を要求したとされる。
市は審議会の答申を受け、同年12月に要綱を改正。その結果、施設設置の際に同意が必要な近隣の範囲が広がり、贈賄業者の競争相手が許可申請できなくなった。
また後輩市議は、ごみ焼却場から出る灰を運ぶ業務について、村岡容疑者の要請を受け、04年3月の市議会予算特別委員会で、入札の参加基準を引き下げるよう要求。その後、入札参加基準が緩和され、贈賄業者の関係会社が参入した。
さらに、この市議は、同市西区の資源リサイクルセンターの運営業務と、市内のごみ収集業務でも、市議会で委託先の変更を求める発言をしていたことが判明。発言後、いずれも委託先が変更され、贈賄業者の関係会社が請け負っている。
同市議は朝日新聞の取材に対し、「要綱と、焼却灰運搬業務については、村岡容疑者に持ちかけられ、政策的に共感して追及した。リサイクルセンターとごみ収集については自ら考えて発言した。村岡容疑者や業者からの利益供与などは受けていない」と話している。
●与党3会派、辞職勧告案見送り
村岡功容疑者は、5日にあっせん収賄容疑で逮捕された後、自民党を離党した。しかし、それまで団長を務めていた与党最大会派の自民党市議団は、今でも村岡容疑者を同市議団にとどめている。同市議団の幹部は「数々の選挙の功労者なので、出ろとは言いにくい」と打ち明ける。
また、同市議団の執行部は、村岡容疑者を批判した最年長の長谷川忠義市議(78)を会派から離脱させる一方、無所属の4市議の新加入を認めて組織固めに走っている。野党からは村岡容疑者の議員辞職勧告を求める声も出ているが、民主、公明との与党3会派は、辞職勧告案の提出を見送った。
事件を受け、市議会は近く、7年ぶりの臨時本会議を開くことを決めた。事件に関する特別委員会を設置し、市が要綱を改正した経緯などについて職員から聴取する方針。しかし、地方自治法に基づく調査権を持つ「百条委員会」の設置は見送られた。
野党市議の一人は「選挙や資金面で村岡容疑者の支援を受けていた仲間の市議たちが、本気で追及できるのか」と指摘する。
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