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(回答先: 「建設業への極端な偏見をただすべし!」と森田実氏 投稿者 肥筑 日時 2006 年 2 月 05 日 12:33:53)
表示記事は参照URL―「森田実の時代を斬る」の中2006.2.4版です
私は森田実氏のように必ずしも公共事業積極推進派ではない。高度成長からバブル時期にかけて日本の建設業は肥大化しすぎたと思っている。昭和40年代までは人力中心の土木工事であったものが、その後巨大重機が日本国中に溢れ、いとも簡単に日本の山野は削られ林道や高速道路が造られ、湖沼は埋め立てられ、美田が毀損された。
山道は羊腸の小径であっても良いし、湖沼や田畑の向こう側の人と話をするために相当に迂回しても良いのではないかと思っている。
環境の破壊は1〜2年で出来るが、復元には10〜20年、風景の復元には30〜100年かかる。
昭和40年代までは農道をを含めた公道は、横の田畑に浸食されだんだん狭くなっていた、農家が一畝(ひとうね)でも多く作付けしようと公道を浸食していたからだ。そこに行政の役人が現れ元に戻すということが繰り返されていた。
このところの農家は、行政に作付け削減を迫られて収入の低下に直面し、自分の農地が公道用地として収用されたり、スーパーなどの商業用地として買い手が現れないかと待ち望んでいる状態である。
この状況がいつまでも続くとは思わない。今後化石燃料は地球上から逓減し、石油価格は高価格化していくだろう。現在ブラジルでは石油依存を抑制するためガソリンにエタノールが10%程度添加されているし、米国でも原子力発電や、エタノール燃料に注目し始めた。
米国2006年「一般教書」の新エネルギー政策
http://www.whitehouse.gov/stateoftheunion/2006/index.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060206-00000005-wir-sci
米政府のエタノール政策をめぐる議論
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20050607106.html
石油資源が枯渇・高騰し代替燃料として、澱粉やセルローズからエタノールを作るには、広大な圃場、山林が必要になる。
今の米国を始め食料輸出国は自国のエネルギー生産のために農産物輸出を抑制する恐れもある。その時食料が石油と共に戦略物資となる。
この様な事態に備えるためにも日本の山野、圃場は荒らしてはならないと思う。
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