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(回答先: 談合摘発の防衛施設庁 「特権」本庁と一線 【施設庁とはどんな役所なのか】―「産経新聞」(2/1) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 2 月 02 日 18:24:10)
岩国、官製談合認める 施設庁OBが供述
岩国基地をめぐる官製談合の構図
防衛施設庁が04年度に発注した岩国基地(山口県岩国市)の滑走路沖合移設工事をめぐり、中堅ゼネコンの幹部だった施設庁の元技術審議官が東京地検特捜部の調べに対し、官製談合を認める供述をしていることが関係者の話でわかった。この元技術審議官は施設庁側の立場でゼネコンと接触し、移設工事に関連する土木工事について各社への工事配分などを細かく指示していたとされる。特捜部は施設庁発注工事の官製談合の全容解明を目指しており、岩国基地の工事を含む04年度発注の主要工事について受発注の実態を詳しく調べている。
基地周辺の安全や騒音対策のため滑走路を約1キロ沖合に移転する同工事の事業費は約2400億円で、施設庁が抱える最大のプロジェクトとなっている。巨額の国家事業をめぐり、OBを含む官主導で不正な受注調整が行われたことが明らかになった。特捜部は2日、新たにハザマ、前田建設工業、国土総合建設、本間組を家宅捜索した。
関係者によると、ゼネコンに工事配分などを指示したとされるのは、80年代から90年代にかけて施設庁の建設部長や技術審議官を歴任した有力OB。中堅ゼネコンの幹部だったこのOBは特捜部の事情聴取に対し、官製談合を取り仕切っていたことを認める供述をしているという。
関係者の話では、このOBは、04年度に発注された滑走路移設に関連する複数の土木工事について、あらかじめ受注させる業者を割り振った工事配分を業界側に示し、それに従わせていた。また、受注する共同企業体(JV)のメンバーの組み方や、各JVの中での工事の分担割合まで細かく指示していたとされる。
複数のゼネコン関係者もこうした談合の経緯を認めているという。
04年度発注の移設関連工事は、岩国飛行場滑走路移設中央地区地盤改良工事(契約金額35億1750万円)▽同中央地区埋め立て工事(同27億3千万円)▽同北地区地盤改良工事(同20億5800万円)など。落札したJVはそれぞれ、鹿島・西武建設・株木建設▽大林組・徳倉建設・岩国土建▽鉄建・大豊建設・太平工業だった。
関係者によると、施設庁では長期間にわたり、ナンバー3で技術系トップの技術審議官を中心に建設部ぐるみで、土木・建築工事を含む各種工事の官製談合が続けられてきたとされるが、岩国基地をめぐる談合では有力OBが主導的にかかわっていた。かつての談合では施設庁とゼネコンが直接協議していたが、03年1月の官製談合防止法施行をきっかけに、OBが施設庁側の立場でゼネコンと折衝する役割を担うようになったという。
ゼネコン側に工事配分を指示したとされる有力OBは、技術審議官経験者で防衛施設技術協会に在籍していた別のOBを通じ、当時の建設部長で刑法の談合容疑で逮捕された前技術審議官の河野孝義容疑者(57)らと談合情報をやりとりしたとされる。
防衛施設庁発注工事で特捜部は、自衛隊中央病院など3件の空調設備工事で官製談合をしていたとして、河野前技術審議官ら3人を逮捕。空調工事だけでなく、土木・建築工事でも談合があったとみて捜査を進めている。
http://www.asahi.com/paper/front.html
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