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(回答先: 静かに動き始めたポスト小泉への党内再編／小泉首相の勢いは衰え始めた（森田実政治日誌） 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 15 日 22:13:47)
2006.1.14（その２）
2006年森田実政治日誌［32］
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02410.HTML
行き詰まりをみせ始めた小泉政権
多言なれば数（しば）しば窮す（老子）
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「しゃべりすぎると行き詰まる」との教訓。１月４日の小泉首相の年頭記者会見は「多言」の見本だ。小泉首相は「理解できない」を５回も繰り返した。小泉首相の靖国参拝への内外の批判に激しくと反論し、中韓両政府に対し「あとは先方がどう判断するか」だ、と突き放した。小泉首相はこれにより中韓両国政府との対話の糸を自ら断ち切った。この発言が直ちに物議をかもしてはいないが、内外の小泉首相観はこれを機に変わり始めた。問答無用の傲慢な態度に見えたからである。
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引っ込めることのできない所まで腕を伸ばすな（スコット）
小泉首相の時代に中国・韓国との首脳会談を再開することは絶望的になった。このことはポスト小泉の総裁選に影響する。次期総裁の最有力候補といわれる安倍晋三官房長官は小泉首相の靖国参拝を支持し、自らが首相に就任したときに靖国参拝する意思を表明している。安倍氏が首相に就任したときは、首脳間の対話の再開は期待できず、中国・韓国との冷たい政治関係が続くことになり、日本は東アジアの孤児になる。
自民党は、長期的に中韓両国と対立し続ける覚悟なしには安倍氏を次期総理・総裁に選ぶことができない。安倍氏は苦境に立つことになろう。中韓両国との関係改善の問題は、ポスト小泉の総裁選の中心テーマになった。
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いつまでもあると思うな親と金
小泉首相は、いつまでも自分を、米国ブッシュ政権が支えてくれると信じているようだが、米中関係は日本政府の思惑を越えて動き出している。米国有識者の間に第二次大戦中の日本軍国主義を賛美する靖国神社への参拝を繰り返す小泉首相への批判が徐々に広がっている。小泉首相がブッシュ大統領という「親」がいつまでもいると考えているとすれば甘い。米国政府は中国への接近を始めている。ジャパンマネーの神通力も弱まっている。小泉政治の存在自体を考え直すべき時がきたのだ。
【以上は、１月13日配信の「コメントライナー」（時事通信社）に掲載された小論です】
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