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(回答先: 小泉首相:次期総裁候補、重ねて国民的人気求める。 投稿者 新世紀人 日時 2006 年 1 月 12 日 13:55:19)
小泉後継に安倍指名で権力闘争勃発、首相発言で波紋 --- 山拓ら靖国参拝反対で「包囲網」
外遊先で安倍官房長官を“後継指名”する発言を行い、次期総裁レースの号砲を鳴らした小泉首相=11日、アンカラ(AP)
小泉純一郎首相が11日、外遊先のトルコで、安倍晋三官房長官=写真左=を“後継指名”した。首相の盟友、山崎拓前副総裁らベテラン組は、靖国神社参拝反対を旗印に「安倍包囲網」構築に向け動き出しており、今回の首相発言が波紋を広げるのは必至。ポスト小泉をめぐる党内の権力闘争が火を噴きそうだ。
「参院、衆院、これからの政権選挙のことを考えると(党総裁は)かなり重要な要素にある。勝てる総裁のもとで選挙を戦いたい」
首相は11日深夜(日本時間)、外遊先のイスタンブール市内のホテルで、同行記者団と懇談し、ポスト小泉像について、こう述べた。総裁選の投票前には、自らが支持する候補者を表明することも明らかにした。
世論調査で、ポスト小泉の一番人気が安倍氏であることから、首相の意中の人物が安倍氏であることは明々白々だ。
また、首相は靖国神社参拝について「心の問題。人から指図される問題じゃない」と指摘し、次期首相による参拝についても同様の認識を示した。これは靖国参拝支持派の安倍氏の援護射撃であり、安倍包囲網へのけん制とみられる。
靖国参拝を総裁選の争点にしたい勢力が党内で顕在化しているからだ。
YKKの一人、加藤紘一元幹事長は12日の日経新聞のインタビューで、「(首相は)安倍さんを幹として他は枝落としの作業に入っている」と指摘、首相は安倍政権成立に向けて動いているとの認識を示した。その上で、日中関係の重要性を指摘、靖国参拝に反対の考えをにじませた。
山崎氏も10日、訪問先のシンガポールで、「靖国参拝問題が総裁選の争点になる」と強調、安倍氏を牽制(けんせい)している。
総裁選が本格化するのは平成18年度予算が成立した5月以降との認識が大半だったが、今回の首相発言で、総裁レースの火ぶたが切って落とされたと言っていい。
首相は昨年12月、小泉チルドレン約40人と首相公邸で懇談した際、総裁選について「ポスト小泉は権力闘争だから大変だ。よく見て、よく考え、自分の考えで(投票を)やるように」と指南。反安倍勢力による多数派工作にくみしないように楔を打ち込んできたが、総裁選まで半年以上ある。
安倍氏は国民の人気が高い分、ポスト小泉レースで優位な立場だが、スタートが早まったことで、反安倍勢力に巻き返しの時間を与えてしまう。
今回の首相発言で、党内の権力闘争が熾烈になるのは間違いない。
■谷垣財務相も意欲にじませ
「(選挙に)負ける総裁は私だって選びたくない」−。もう1人のポスト小泉候補、谷垣禎一財務相は11日、ワシントンでの日米財務相会談後の会見で、小泉首相が後継の条件に「選挙に勝てるかどうか」を挙げたことに対し、こう答えた。
9日にはニューヨークで、消費税問題について記者団に「タブーとは思っていない。事柄をあいまいにしては政治家として信用されないのではないか」と語るなど、相変わらず意気軒高。
11日の会見でも「日本に帰れば、まず予算審議がある。景気回復につなげるために予算を議論した上で、(6月にまとめる)歳入・歳出一体改革も控えている」と、あくまでも小泉政権の財務相として実績を積み上げていく考えを強調。ポスト小泉への意欲を重ねてにじませた。
ZAKZAK 2006/01/12
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